今日のパリ12月15日
どこもかしこもノエル準備のパリです。
寒さに小雨が混じっています。
先日ユニクロに立ち寄ったら、極暖ヒートテックがとても良く売れておりました。
カスタマイズできるパリ旅
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寒い寒いパリの冬。
SDF(Sans Domicile Fixe 住所不定)の人々が風が出るメトロの通気口で
暖を取っている様子を良く見かけます。
昨年の冬は323人のSDFの人が路上で亡くなったそうです。平均年齢は49歳。
そんな厳しい状況ですが、とある50歳のSDFの人が
シャルルドゴール空港で最高のクリスマスプレゼントを手にしました。
それは先週金曜日の17時30分。
場所はみなさんも良くご存知のシャルルドゴール空港ターミナル2F。
彼がゴミ箱を物色していたとき、とある扉にもたれかかったら
突如その扉が開きました。
不思議やら、驚いたりでしたが、彼は扉の中へ。
するとそこは現金輸送のLoomisという会社の倉庫で、
近隣のお店やATMから回収された大量の現金が保管されている場所!
その後、彼は現金が大量に入ったパンパンの大きな袋2つを手にし、
自分のスーツケースを捨て去り、大急ぎで監視カメラの届かない方へ逃げて行きました。
その間たった数分間の出来事。
そして、、パンパンの袋の中身には
現金30万ユーロ=約4000万円(1ユーロ=約133円)
警報アラームが鳴って、責任者と国境警察官(PAF)が駆け付けたときは
もう後の祭り。
警察は空港では海外から届く荷物や空港物資の管理に
厳重なセキュリティーと注意を払っているが、
どうして現金輸送の会社の扉が容易に開いたのか未だ不明のままです。
そして、SDFの男性が置き去りにしていった、スーツケースは空だったため
犯人の詳細も不明のまま。
ただ、ひとつ言えるのが犯人は常に空港にいる
SDFの50人から100人のうちの1人だということ。
ー寄りかかった扉が偶然あいたこと、
ーそして空いた扉の向こうには大量の現金があったこと、
偶然に偶然が重なって、SDFの男性は暴力や武器を使うことなく、
約4000万円の現金をジャックポット的に手にしたという事件
現金管理会社のLoomisにとっては年の瀬に大被害ですが、
SDFの男性には降ってきたちょっと早いクリスマスプレゼントでした。
みなさんは、もうクリスマスプレゼントの用意は済みましたでしょうか?
で、また明日!
À demain
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