2017年3月31日金曜日

ロダンへの愛に生きた"才能の影"の女性がおりました。

今日のパリ3月31日

Dior 本店
30 Avenue Montaigne, 75008 Paris

本店から少し進んで以前クロエだったところに現在
Dior Pop Up Sotreがオープンしています。
44 avenues Montaigne 75008 Paris
ここには、新デザイナーマリア・グラツィア・キウリMaria Grazia Chiuri
プレタポルテコレクションが並んでいます。
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Diorがいつもコレクションを発表する場として選んでいるのがパリ7区の
【ロダン美術館】
79 Rue de Varenne, 75007 Paris

Spanky Few

最寄りのVARENNE駅はすでにロダン気分を盛り上げています。


さて、2017年はロダンの没後100年ということで、グランパレで
ロダン100年企画展
RODIN. L'EXPOSITION DU CENTENAIRE
が開催中です。(3月22日~7月31日)


ロダンの名は世界で知らない人はいないでしょうが、
ロダンの影に壮絶な人生を歩んだ、こんな女性がおりました。

カミーユ・クローデルCamille Claude


~Wikipedia引用~
1864年~1943年
子供の頃から彫刻に親しみ、卓越した技術と才能を発揮していく。
そしてまた類まれなる美貌をも持っていた。
19歳の時に彫刻家オーギュスト・ロダンの弟子となる。
時にロダン42歳。2人は次第に愛し合うようになるが、
ロダンには内妻ローズがいたため三角関係となる
その関係はその後15年にわたって続いていく。

ロダンとカミーユはお互いの才能に惹かれあい、ロダンはカミーユに
自分の持っている知識のすべてを与えました。
ローズは大きな心の安らぎの存在であり、
カミーユは若さと美貌と才能に満ち溢れた刺激的な存在であったため、
ロダンは2人のどちらかを選ぶことはできなかった。

その中でカミーユは20代後半にロダンの子を妊娠するも中絶し、
多大なショックを受ける。やがて2人の関係は破綻を迎え、
ロダンは妻ローズのもとへ帰っていく。
さらに世間からは作品はロダンの模倣だ、と言われ
徐々にカミーユは心を病み、40代後半に統合失調症を発症する。

1913年3月10日、48歳の時に家族によって
パリ郊外のヌイイ=シュル=マルヌにあるヴィル・エヴラール精神病院に入れられた後、
南仏のモントヴェルク精神病院に移動させられ、生涯をそこで過ごした。
母ルイーズはカミーユの芸術に理解を示さなかったため、
2人の間には生涯確執が消えることはなかった。
そのためルイーズと妹が病院へ見舞いに行くことは一度もなく、
弟ポールが数年に1度見舞うのみであった。
しかし弟も結婚し、外交官として任地の上海へ向かった後は姉と会う回数が激減した。
後年は毎朝決まって病院構内の礼拝堂に向かい祈った。
カミーユは誰とも口を聞こうとせず、一人自己の世界に閉じこもった。
また、ロダンへの憎しみと周囲の患者を見下すことで
かろうじて自己の精神の孤高を保った。
晩年のみすぼらしい身なりで痩せこけ、
精彩を欠いた姿に面会したポールは愕然としたという。

第二次世界大戦中の1943年、家族に看取られることなく亡くなった。
78歳没。故郷に帰ることを終生願ったが叶うことはなかった。

精神を病んだ後カミーユは多くの作品を破壊したが、
そのうち約90の彫像、スケッチ、絵画が現存した。
死後の1951年、弟ポールはロダン美術館で彼女の作品の展示を行った。
~Wikipedia引用~

"悲劇的"という言葉を体現したようなカミーユ。
19歳でロダンと出会って、20歳でロダンの子供を中絶することになり
破綻に向かうということは、たった1年足らずの幸せな期間だったということでしょうか。
その後は30年以上も精神を病み続けた悲痛の人生。
この映画にカミーユの精神を病んだ時代の人生がありありと描かれています。

DVD「カミーユ・クローデル ある天才彫刻家の悲劇」

こちらは有名なカミーユの作品
悪魔が老人を連れ去ろうとするところを、若い女性が引き留めようとしている作品
L'age mûr

LM magazine

wikipedia fr

Le livre et la théière


ロダンの才能の影に隠れていた天才的なカミーユの才能
ですが3月26日彼女の作品を集めた
カミーユクローデル美術館がオープンしました。
Musée Camille Claudel
10 Rue Gustave Flaubert, 10400 Nogent-sur-Seine
料金;7€
火ー金 11時~18時 / 土・日 11時~19時
※4月1日~10月31日まで(月)休み 11月1日~3月31日月火休み

パリ郊外ですが、建物も素敵なので是非行ってみたいです。


インスタで好評だったロダンのスノーボール

29PARIS.comのインスタもどうぞよろしく♪また明日!
À demain
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2017年3月30日木曜日

世界一高いスーツを着るフランスの「森友問題」はいかに?!

今日のパリ3月30日

春です!パリに春が来ました!

ここは「世界一の高級」ブティックが並ぶモンテーニュ通り
こちらの動画で春のヴァーチャル散歩♪
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さて、今日は「世界一の高級」スーツの話。

フランスの大統領選挙が迫ってきました。
テレビのニュースは毎日立候補者の動きを報道しています。

先日、大統領選立候補者4人が小学校を訪れた記事を書きましたが、
この4人の中で、
「良い方」で話題になるのはエマニュエル・マクロン(Le Point左)
テレビニュースで前Manuel Vallsヴァルス首相は
「僕は、マクロンに投票する!」と宣言して話題に。

そして、
「悪い方」で話題になっているのはフランソワ・フィヨン(Le Point右)
先日メトロから出たところで、
選挙集会のビラ配りをしているおばちゃんが2人。
すると私の後ろのおじさんは
「フィヨンの集会じゃねーだろなー!」と叫んでいたほど。

フィヨン氏については次から次へと疑惑が出没しています。
勤務実態のないに不正給与として約50万€(約6000万円)90万€とも言われています。
2005年~2007年に息子と娘に公的資金から8万4000ユーロ(約1026万円)
③「親しい友人」から
Arnys(アルニス高級紳士服店)
(右岸のエルメス左岸のアニスと言われた高級テーラー)
スーツ2着13000€(約156万円)分を買う用に小切手を送られた。
さらに、以前も同じ店Arnysでスーツを買うために35500€(約426万)現金で受け取っており、
2012年からトータルでは48500€位(約582万円)になるだろう。
フィヨンは”「世界一の高級」スーツを着ている”、と揶揄されています。

悪意のある写真を選んでみました笑 Europ1 jdd

は出てくるは、子は出てくるは、不正献金的に156万(日本は100万)で
日本の森友問題とリンクすることが多く、
フィヨンはまさに「フランスの森友問題」と化しています。
フランス大統領選は4月に第1回投票が行われます。

どこの国でもお金の問題は出てくるものですね!
また明日!
À demain
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2017年3月29日水曜日

OMD!!世界初のスパークリングワインのネイル!

今日のパリ3月28日


常にただならぬ雰囲気を醸し出しているChristian Louboutin

数年前から発売開始されたコスメシリーズも、
これまた独創的な雰囲気とカラーで人気です。

こちらは日本でまだ発売されていない、ゴージャスマスカラ
Christian Louboutin マスカ70€ ブラックとダークパープルの2色

豪華パッケージ入りです。

日本では、最近ものすごい勢いの阪急百貨店のコスメ部門ECサイト
Hankyu Beautyなどから入るでしょうか?!

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さて、今日はコスメの話題です。
日本人女子とフランス人女子の大きな違いのひとつにネイル感覚があると思います。
日本では長めの爪にデコレーションをして、ストーンを付けたり、
お花をつけてみたり驚くべき技術が進んでいますが、

パリではネイルのデコレーションをしている人は皆無。
みなさん短めの爪にワントーン、ごくたまにフレンチ。
赤やグレー、ブラック。春夏はビビットオレンジなどはっきりした色がお好み。
1年を通してマダムもマドモワゼルもセクシーなが定番のカラーです。

さて、そんなネイル事情の中、改革的なネイルが登場しました!

【Procecco Polishプロセッコネイル 】
「Proceccoプロセッコ」はイタリアのスパークリングワイン
その名の通り、実際にスパークリングワインProceccoプロセッコから作られ、
プロセッコの香りと味がするそうです。

OMD =Oh mon Dieu!=OMG=Oh my God!😫
まったく謎だらけの代物

さらに、ご丁寧にゼロカロリー(笑)(笑)(笑)!!
誰がカロリーなんか気にするんじゃい!!

追い打ちをかけるように、このワインネイルは
「母の日」の為に作成されたという驚愕のエピソード付き・・・
万が一気になる方はこちら⇒Groupon UK
Grouponサイトから無料の1000個限定数にBUYボタンで抽選に参加すると
獲得のチャンスがあるということです。

なんでこんな謎すぎるネイルを作ろうと思ったのか?!
爪に味を付けようなどどは!!
と、思うかもしれませんが、ちらっと思い当たる節があるんです。
ヨーロッパ諸国に住んでいる人、
ヨーロッパに旅行したことがある人は
この事実に気づいたことがあるでしょうか。

「ヨーロッパ人は爪を噛む!!」

ロンドンに住んでいた時、
まーー、この国の人は爪を噛むなんて行儀悪い(怒)と、とても気になる事実でした。
そして時は経てパリに住み始め、
「はっ、フランス人も爪を噛んでる!」
イタリアに旅行すれば
「はっ、イタリア人も爪を噛んでる!」

そうなんです!!ヨーロッパの人は爪を噛む癖があるんです!
こういう癖を加味して、ニッチを狙った商品なのでしょうか。

これまで美しいパリジェンヌも目を疑う程の現象を幾度となく遭遇しました。
爪を噛む癖がある場合は、情緒不安定や欲求不満だそうですが、
本当にそれが原因なのか?
それとも国民性的な何か原因があるのか?いまだに不思議でなりません。



今日は額にシワを寄せるような話しだったので、最後は美しい写真で〆ましょう。
ラファイエットデパート

パリは春らしい天気が続いています。また明日!
À demain
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2017年3月28日火曜日

パリで活躍する人をPICK UP【PARIS-ZIN Interviews】特別編

今日のパリ3月28日
【PARIS-ZIN Interviews】特別編
今回はパリ人インタビュー特別編として、新しくパリで活動が始まった
【PARIS CONNECTIONパリコネクション 日仏コミュニティー交流会】
についてお届け致します!
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パリにいる長期滞在(3か月以上)の日本人の数
約1万7000人。
企業派遣、留学・研究、自由業、政府関係など目的はバリエーションに富んでいます。

もしかしたら、
きっとパリに長く住んでいるなら
フランス語をペラペラ話して仕事しているんでしょう、すごい!
と思われるかもしれません。

ところが、、、長期滞在と言っても、、、

英語と違ってほぼフランス語の発音に全く馴染みがなく育つ日本人。
フランス語の成長に壁があったり、
気質の違うフランス人社会に馴染むのが億劫で、
カフェで楽しく笑い合うパリジェンヌの姿を目にし
日本の友達が恋しい、日本に帰りたい、と思う人も少なくないのです。
Sex and the city


そんなパリ在住の日本人やこれからパリを目指す方々のために誕生したのが
【Paris Connectionパリコネクション】=パリコネです。

花の都、芸術都市、ファッションの街・・・と
美しく形容する言葉は尽きないパリ生活ですが、
まさに"形容されるが如くの生活"が実現できるように
導いてくれる企画がたくさん組み込まれています。

さて、起動したパリコネ初イベントが開催されるということで行って来ました。
パリコネが選んだテーマはワイン」
~ワインを知ることでフランス生活が変わる!~
・フランス人にとって一番身近で、
・日本人にとって一番敷居が高い存在です。

こちらが開催場所

=LES VIGNERONS PARISIENS=
 55 Rue de Turbigo, 75003 Paris
実は世界一のワイン消費量都市を誇るパリでありながら、パリ初のワイン醸造所。

普段ならちょっと入りにくいオシャレな店構えですが、
パリコネスタッフが中で待っていてくれるのは心強い。
Bonsoir、こんばんは
左からパリコネ主宰の森本愛さん、通訳の土井さん、そしてオーナーのマチューさん。

今日のイベントの参加者の方々が続々と到着されました。

まずは“ぶどう”が“ワイン”になるまでの説明を受けます。
マチューさんの解説を土井さんが日本語に訳してくださる流れ。
実は土井さんは難関の仏検1級の取得者。
これまでさらっと流していた単語も、そういう風に日本語に訳せばいいんだ!
と新しい気づきがたくさん。素晴らしい!

参加者のみなさんは、メモを取ったり、
写真を撮ったり、

初めて見る、聞く、ワインの醸造についてとても興味深く聞いておられました。
ここはフランス地方のシャトーではなく、
本当にパリのド真ん中なんですね~改めて驚きの光景です。


さて、続いてDégustationデギュスタシオン(試飲)へ。
自分の子供のように育てたワインを、マチューさん自身の手から注いで頂きます。

やっぱり日本人にとって難しいワインの色や味の表現方法
ありがたい事に予めワイン用語の日本語訳解説がセットされています。
え?!味を探しに行く?!
 花の香り、フランボワーズ、樽の香り、チョコレートの香り、スパイシー
喉越し、そして舌触り等々豊富な表現は
世界一美しい言語のフランスならではこその文化です。

そして、ワインに合わせるおつまみ
シェーブルチーズと食べると全く違う味になる白ワイン。
これぞ「ワインとチーズのマリアージュ」。
さらに、タンニン強めの赤ワインに合わせたのは
なんと驚きのピスタチオとチョコのフィナンシェ。
重いワインにはお肉、と思い込んでいましたがこういった合わせ方もあるんですね。
 

美しく黄金に輝く白ワインから始まって、
LUTECEリュテス(パリの古い名前)HAUSSEMANオスマンなど、
パリにちなんだ名前の赤白ワイン5種をデギュスタシオンしました。

マチューさんからはワイン作りは自然と密着して、
“月のカレンダー”を参考にしている、という興味深いお話しも伺うことができました。


さて、【PARIS-ZIN Interviews】ですから今回のイベントに参加されていた方に
ちょっとお話しを伺いました。
Q:どうして参加されたんですか?

★スイスから参加されていた布川 淳子さん★
パリコネメンバーで今回初のイベントと言うことで参加しました。
ヨーロッパ生活でワインは常に直面するので、知識を付けたかったですし、
さらに日本語訳がつくというところが安心して参加できました。

★フランス料理人 松本 鷹帆さん★
フランス料理人であるのでワインに興味があるのはもちろんなのですが、
ワインの醸造や微生物学にも興味が出てきたので参加させて頂きました。

続いてパリコネの皆さん。
【パリコネ映像に出演しているSARAちゃん】

【パリコネ主宰の森本愛さん 通訳の土井さん】

今回は初めてのイベントを取材させて頂いて本当にありがとうございました。
パリで頑張る【PARIS-ZIN 】の皆さんのさらなる応援と、
未来の【PARIS-ZIN 】の味方になる素晴らしい活動だと思います。

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【PARIS-ZIN Interviews】
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それでは、また明日!
À demain
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