2017年5月31日水曜日

【解明】ブリジット・ファーストレディーがルイ・ヴイトンを着る理由

今日のパリ5月31日

あれ、知らないうちに5月が終わろうとしています。
6月を前にパリのお花屋さんには紫陽花が溢れています。

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さて、今月フランス史上最も若い新大統領が誕生して約2週間が経ちました。
facebook
日本でこれだけフランスの大統領について報道されたことはあったでしょうか。

以前元サルコジ大統領の妻が
元スーパーモデルで歌手でもあるカーラ・ブルーニであったり、
オーランドが不倫相手のが不倫相手のガイヤさんへクロワッサンを届けると言った
右から事実婚だったヴァレリーさんとオーランド元大統領と当時不倫相手のガイヤさん

週刊誌的な観点の話題は
やや報道された記憶ですが、当時とは比べ物にならない報道のされようですね。

日本の興味の焦点はもちろん
マクロン大統領と妻ブリジットさんとの馴れ初めや年齢差婚について。
日本ではスキャンダラスな馴れ初めですが、
こちらフランスではシャーリーエブド誌でこんな風刺画を描かれたりしても、
話題はもっぱら彼の政治手腕と6月11日の議会選挙に集中しております。

マクロン大統領就任後は続々と各国の首脳と対面。
◆プーチンと
france24

◆ブロマンスと言われてしまっているカナダのジャスティン首相と。

◆話題にも上がらない我が日本安倍首相と。
https://fr.sputniknews.com/

◆トランプ大統領と。
マクロン氏はブリュッセルで開かれた北大西洋条約機構(NATO)首脳会議で
トランプ大統領を軽くあしらう様子がTwitter上で賑わわせています。(0,40くらい)


住居はパリ7区の高級住宅街からエリゼ宮(大統領官邸)に移り、
妻ブリジットさんにも一室が設けられ新しい生活が始まっているようです。

そのブリジットさんの方で気になる点をひとつ。
週刊詩的な話題を掘り起こすようですが、
ファーストレディー・ブリジットさん御年64歳にして足が綺麗と話題。
photo abaca
・・・と、今日の焦点はそこではなくてファッションです。

ブリジット大統領夫人
重要な場面では毎度Louis Vuittonをお召しのようです。


①5月7日大統領選挙勝利後
最大の“決め!”の場所にもLouis Vuitton

②5月14日大統領就任式
ブルーラヴェンダー、ブルーエレクトリック、ブルーアズールなど
様々な色の表現で報道された話題のスーツ


③イタリア タオルミーナG7
 
 http://www.public.fr
ドレスアップする
Dolce & Gabbana$51500(約570万円)のジャケットのメラニア夫人と
昭恵夫人をよそに、フレンチマダムの余裕でカジュアルダウンするブリジットさん(左)
(右)ホワイトのセットアップスーツにブラックのバック。こちらもLouis Vuitton


④ブリュッセル NATO首脳会議
 http://www.public.fr
この時に至ってはロゴがばっちりの
二コラゲスキエールデザインのツイストシリーズ

大統領夫人がありありとブランドがわかるようなお洋服で問題ないのでしょうか、
と素人ながらに思っておりましたら【Le FIGARO.fr madame】の記事に辿りつきました。

【解明】ブリジット・ファーストレディーがルイ・ヴイトンを着る理由
Louis Vuittonをはじめ早々たるブランドを持つ
LVMH CEOのBernard Arnaultベルノ―アルノー氏がマクロン支持だということ。
wikipedia

それもあって、ブリジットさんとLouis Vuittonとの付き合いは古く
マクロンが経済相だった2014-2016年に遡ります。
この頃からブリジットさんは公の場でLouis Vuittonを着ておりました。
実はブリジットさんへのお洋服は提供ではなく
«le service VIP de LVMH»=LVMHのVIPサービスとしてプレゼントで、
さらにはベルノ―アルノー氏の長女で
Louis Vuitton副社長のDelphine Arnault (デルフィーヌ・アルノー)からは
ファションアドバイスを受けているそうです。


さらにこんなこともあります。
ただ今マクロン大統領の出身地であるフランス地方アミアンにある
米家電ワールプールの工場がグローバル化でポーランドに移転することで
従業員が解雇への不安を抱えています。
グローバル化を推進するマクロン大統領と
皮肉にも彼の地元であるアミアンの工場の従業員の間には歪みが生まれている。
現在、François Ruffinフランソワ・ルファンという人物
アミアンに乗り混みマクロンの経済政策から
工場の従業員の待遇を守る活動をしています。
http://www.lesinrocks.com

このFrançois Ruffinフランソワ・ルファンという人物
について実はブログで2回も書いているんですが、(参考;第1回第2回)
「Merci Patron!」に代表される映画監督です。
「Merci Patron!」はフランス版アカデミー賞セザール賞を受賞した作品。
LVMHグループの縫製工場に勤めていた夫妻が工場のポーランド移転で失職。
(ここでもポーランド移転でしたね!)
退職金がもらえず、次の就職先も見つからないまま
その後夫婦は借金に追われ苦しい生活に。
それを知ったFakirという雑誌の編集長兼監督、主演の
François Ruffinフランソワ・ルファン
LVMHグループの株主になって総裁のベルナール・アルノーから
退職金などをせしめるといった、
大企業と労働者の理不尽な関係を描いたドキュメンタリー。

妻がLVMHにお洋服を提供されているさなか、
自分は依然LVMHと戦って勝利を得た人物のターゲットになっているとは。
皮肉な関係が遠からず近からずグルグル回っているような状況です。


来月はお金がたくさん飛んでく用事があって、私もグルグル目が廻っております。
また明日!
À demain
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2017年5月30日火曜日

バイタリティー溢れる女性にインタビュー~PARIS-ZIN Interviews Episode 6~

今日のパリ5月30日
PARIS-ZIN Interviews Episode 6はパリでガイドをなさっている
森本育子さんにお話しを伺ってきました。
様々なご経験がおありでこちらまで何か動き出したくなる!
そんなバイタリティーのある女性でした。
どうそご覧ください。

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森本さんは大学卒業後、旅行会社の営業を担当。
その後、添乗員の資格を取りツアーコンダクターとして
パリはもちろん全世界を動きまわっておりました。

仕事をこなすうち何かひとつ言語を極めたい、との思いがつのり
1993年 ; "これまでも仕事で来て知っていた"パリに
今度は学生として降り立ちました。

当時は今ほど情報がなかった為、学生ビザひとつ取得するのにも大変苦労したそうです。
学生としての新しいパリ生活は、オーペアなどをしながら
フランス語の勉強をする日々でした。
 
1995~1996年;結婚&出産、そして
添乗員時代から知り合いだった男性と結婚し、出産。
ご主人はとても映画好きな方。
かなりの量の映画レーザーディスクをお持ちで、
度々ご自宅に友人達を招き映画の試写会をしていたそうです。

出産後、森本さんは育児に専念しておりましたが、日常のふとした瞬間に
”仕事をしていないのも嫌だなあ”と頭を過ることが・・・

そこで、家に人を招いて何かすることが多かった森本家でしたので、
「あ、そうだ!家でフリマをやったらどうだろう!」
と思いついたのです!
友人達に声をかけてみると、
あれよあれよという間にドサ――っと予想以上にかなりの量が集まりました。


1997年;第1回ご自宅でフリマを開催
 
イメージ
第1回フリマは大盛況に終わりました。
これは面白い!と感触を得た森本さん
驚くべきことに第1回ご自宅フリマの僅か1か月後には店舗を借り

1997年;リサイクルショップBIS
(BIS=アンコール  また再び再生という意味)をオープン!!

森本さんのご実家は商売をしておられ、もともと商売が好きだった森本さん。
とてもわくわくして血の騒ぐスタートになったそうです。

今は交流サイトやSNS上で情報交換が世界中どこにいても容易にできますが、
90年代はネットが今ほど普及しておらず、日本の情報入手の手段が限られていて
日本語の本やビデオがとても有難く回し読みなどをしていた時代。
こうして「物が人から人へと動くと当時に人と人とのつながりが生まれていく」
リサイクルというものは素晴らしい!と森本さんは感じました。

リサイクルショップBISではオープン当初は綺麗にディスプレイしていたのですが、
お客さんはごちゃごちゃしたところから、発掘するのが好きだとわかり、
わざと雑然と商品を置いていきました。
そうするとお客さんも喜んで毎日通って来られる方もいたそうです。

その後店舗と並行して、会場を借り度々フリーマーケットも開催。
蓋を開けてみると日本人だけでなく、フランス人や多国籍のお客さんが
訪れてこれまた大盛況に終わりました。

時は流れ2000年代に突入します。
状況が変わって日本人駐在員の数も減り、状態の良いものを引き取ることが難しくなり
(フランス人の家に買い取りに伺えば、
“新品“”と言っても20年前のじゃない?!(笑)という物ばかりが出てくるそうです)
さらにネットの普及によってネット上での売り買いも盛んになり、

2006年3月31日;9年間の営業をもってリサイクルショップBISを閉店します。

世間の状況が変わったのもありますが、
「商い」とは「飽きない」とも言えることで、
飽きないで続けることが商売ですね、と森本さん。


2009年;ガイドの仕事再開
ある日、日本のエージェントから“ワインツアーの添乗をしないか”
との提案が舞い込んできました。
ワイン好きのお客様をフランス各地のワイナリ―へご案内する仕事です。

引き受けたのはいいのですが・・・
この時はワインについて知識が浅く、さらにミステリアスなワイン専門用語
(辞書にも載ってないような独特の単語をたくさん使いますし、
鉱物についての単語も出てきます) についても詳しくなかったので、
打ちのめされるような経験だったそうです。
この経験を生かしてワインについて勉強し始めた森本さん。

その後ワインツアーが入ってくるようになり、地方へ出かける機会が多くなると、
パリとはまた違った美しさに気づきます。
リサイクルショップでお店に立っているのも面白い仕事だけど、
こうして外に出て美しい場所を発見して
ガイドの仕事はとても素晴らしいと感じる日々でした。


2014年7月;「アルザスワイン街道 お気に入りの蔵をめぐる旅」出版
アルザスワイン街道 お気に入りの蔵をめぐる旅
森本 育子 (著) Kindle版もあり

森本さんは日々のガイドの仕事の中で、
そういえば、アルザス地方(ワインツアーで初めて訪れた)はこんなにいい場所なのに
まだ日本に知られてないのはもったいない!
私が先駆者として「アルザスを有名にしよう!」
ガイドブック出版に取り掛かったのです!

4年間かけて、4000枚にも上る季節毎の写真をお一人で撮って、
お一人でワイナリーを取材し完成された懇親の1冊。
美しい写真とともに丁寧なルート案内や、
ワイナリーについての説明が記されています。
どの季節に行っても楽しめる内容になっています。
「アルザス地方は今ではクリスマスマーケットとしては少しづつ有名になってきたけど、
ぶどうの実る季節は黄金色になってすっごくいい場所よ、
恋する気持ちでのめり込んで4年間通い続けました」と森本さん。
~まえがきより~
Amazon.jp 単行本こちら Kindle版こちら
パリではジュンク堂パリ店で購入できます。

これまで本の出版も経験もなくなかなか出版社が見つからなかったそうです。
ワイン関係の出版社に行ってみればブルゴーニュやボルドーならまだしも
アルザスの本なんて。。。と言われ苦悩しましたが
最終的に長野県の鳥影社から出版が決定し2014年7月初版が発売となりました。

そして現在は「ロワールのお城とワイン」について執筆中とのことです。
とっても穏やかにお話しされる森本さん。
ですが・・・
内面は誰もやっていない新しいことを求めるバイタリティーがおありで、
前に前に進んでいく迅速な行動力があり、
こういう女性になりたいなぁと思う憧れの女性像の方でした。

なんと2015年には厳しい授業と試験の上、
フランス政府公認ガイドGuide Conférencierの資格を取得し、
現在はガイドのお仕事と執筆に尽力を尽くしておられます。

新しい本の出版も楽しみにしております。
インタビュー誠にありがとうございました。

モチベーションが上がってまた明日!
 À demain
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2017年5月29日月曜日

~パリジェンヌの香水離れ~ステレオタイプの崩壊

今日のパリ5月29日

【カンヌ映画祭2017】
17歳にして圧倒的存在感の
Lily-Rose Deppリリー=ローズ・メロディ・デップ
CHANELのミューズとしてモードだけでなく、

コスメや香水のイメージとしてもキャラクターが確立しました。

CHANEL / N°5 L'EAU

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さて、香水文化と言われるフランス。デパートの香水売り場はもちろんですが、

パリ8区にできた香水博物館Le Grand Musée du Parfumもありますし、

73 rue du faubourg Saint-Honoré 75008 Paris
開館:火曜〜日曜 10:30〜19:00、金曜 10:30〜22:00
休館日:月曜

ものすごい素敵な内装のフレデリック・マレ
【Éditions de Parfums Frédéric Malle】
13, rue des Francs-Bourgeois, Paris

以前取材させて頂いた
【PARLE MOI DE PARFUM  PARIS-GRASSE】
10 rue de Sévigné 75004
【日本未上陸!】家族で守られるクロエ調香師の才能 in マレ

など調香師が量産にとらわれず独自の香りを求めて開いたブティックもあります。

また仏語で鼻を意味する「nez」(ネ)と言う単語は同時に調香師のことも指します。

PARLE MOI DE PARFUM
【左;世界的有名(クロエも)香水を生み出す「nez」ネ
Michel Almairac ミシェル・アルメラック氏と息子でPARLE MOI DE PARFUMオーナーの
右;Benjamin Almairacベンジャミン・アルメラック氏】
ベンジャミン氏は取材のお礼のメールに律儀に返信をくれた良い人💗


このように香水文化が根付いているフランスであり、
ステレオタイプにフランス=香水という図式が成立しています。
が、これが過去の話になりそうです。

先日友人と一致した意見ですが、パリでは、
「ここ最近特に若い女性の香水離れが見られる!」と。
通りすがりに香るのは年齢層が高い、いわゆるマダム層で
若いパリジェンヌでふわっといい香りがする人が少なくなっています。

そこで、
【パリジェンヌの香水離れの要因を考える】
金銭的
香水の価格は一般的平均的に100€前後(12000円前後)。
金銭的に余裕のない若い世代(10代から20代後半)のお金のかける優先順位は
まずファッション、コスメ、ヘア・ボディケア、、、そして香水
香水の順位は大分低くなっております。


例えば「miu miuの新しい香水、ボトルも可愛いし爽やかでいい香り~」買おう♪
MIU MIU / L'Eau Bleue / Eau de Parfum

翌月、「YSLのMON PARISモンパリの香りがちょっと甘くて、ボトルも素敵♪」

と言っても、ここで2個目に購入に結びつかないのが若い世代。
1つ購入したら2つ目は半年先、もしくは1年先になってしまいます。

お洋服のように、先月パンツ買ったから今月はワンピースを買っちゃった、
と定期的な消費アイテムに香水はリストに上がってきません。


大人になる通過儀礼
子供・若い世代から大人になる通過儀礼として、
お酒を飲みはじめたり、タバコを吸ってみたり、大人っぽいお洋服を買ってみたり、
いわゆる背伸びしたい時。
昨今、物の低価格化が進み、またファストファッションのデザインの
クオリティーがあがりバリエーションも増えて、
若い世代が大人を体験するのに十分なアイテムが購入可能価格帯で
何でも揃うようになりました。
お洋服、バック、シューズ、アクセサリーなんでも。
すると香水まで辿りつかなくとも、また香水というもので
女性性を磨かなくても十分満足するようになったということです。

とりあえずこのような見方でパリジェンヌの香水離れを見ていますが、
日本はいかがでしょうか。

日本人は香水をあまりつけないと言われますが、
柔軟剤のCM等を見ていると、香りにこだわった物が多いですし、
シャンプーの香りのバリエーションもフランスに比べたら
ものすごく多いような気がします。

久々にAmazon jpの柔軟剤コーナーを見ましたら
ものすごいバリエーションでビックリです。パリ以上

結局のところ日本人は香ることが嫌いなわけではない、というのが分かります。


個人的に通りすがりにふわっと香る人や、隣に座って香りがだたよってくる女性は
とっても素敵でおしゃれだと思っています。
以前も書きましたが「ブルースト効果」も立証されているわけですので、
香りの効果を見直してみたいですね!
※「ブルースト効果」特定の香りを嗅ぐと、その香りを付けている人を思い出したり、
当時の感情が蘇ってくる現象。五感の中で唯一「嗅覚」だけが、
記憶、感情を司る大脳辺縁系に直接情報を送ることによって、
香りを嗅ぐと記憶や感情が思い起こされるという訳です

と美しい夕焼け(といってもこれで22時過ぎ)を見ながら考えておりました。
みなさん、いい香りでよい1週間に!
 À demain
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2017年5月28日日曜日

ショッピングマスターがショッピングについて語る週末

今日のパリ5月28日

あ”つ”い”ですーーー☀
クーラーというものがそう普及していないパリ。
地下鉄と言いながらほぼ地上を走るメトロ6番線は
こういうカンカン照りの日はなるべく避けたい路線です。

画像奥に写り込んでいるお兄さん。
観光客がたくさん乗車してくる駅をめがけて、
扇子とハンドスピナーを売り始めました。
「ハンドスピナー」
ご存知でしょうか。指でクルクル回すだけの単純な遊び道具
ペン回しに通ずるものがあると人気です。
パリでも怪しいマルシェで本物か偽物かさだかでないものが売っていたり、
チビッ子達の間では大流行です。


まぁ~!こういう物を売りにくる人の“需要への順応性の速さ”には
本当に感心しております。
ー雨が降れば即座に傘を売り、
ー暑ければ即座に扇子を売り、
ーハンドスピナーが流行れば即座にハンドスピナーを売り
順応性の高い販売物資はいったいどこから仕入れてくるのでしょうか!!

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さて、パリショッピングマスター(笑)29PARIS.comとはいえ
こういったお兄さんからはさすがに物を買ったことはありません。

【ここでパリショッピング余談】
パリの3大デパート
ーギャラリーラファイエット
ープランタン
ーボンマルシェ
そのうちギャラリーラファイエットとボンマルシェはすでに
毎日曜営業を決行しておりますが、
この度ひとり残されていたプランタンデパートも
6月11日から毎週日曜日オープンが決行されることになりました。
日曜営業時間は11時~19時まで

【プランタデパート屋上からのパリの眺め】



ショッピングについて、日本のニュースでこんな記事を見かけました。
「声掛け不要」を合図するショッピングバッグ、アーバンリサーチが試験導入
(Fashionsnap.com)


オンラインショッピングに慣れた現代人が実店舗ショッピングの際に
店員に声をかけられることが嫌、声掛けがしつこい、面倒くさい、
ということで、このブル―のショッピングバックを持っていると
「話しかけないで!」の合図だというのです。

えーーーーー!!!!

どうしたって話したい、どうしたって自分のことを聞いて欲しいフランス人から見たら
摩訶不思議な現象ではないでしょうか。
「何かお探しですか?」
「いいえ、見てるだけです」
「何かあれば遠慮なく言ってください、良いショッピングを」
「ありがとう!」
この会話の何が面倒くさいのでしょうか。

あっ!日本の駅ビルの店員さんの“柳原可奈子風”の接客はそりゃあ困りますが。。。
「可愛いですよね~私もそれ買ったんですよ~」
これ言われたら、フランス人はまず買わないですね。


さて「話しかけないでショッピングバック」を導入した
アーバンリサーチの価格帯を見てみると、
平均1万2.3千円~1万5千円程度の商品が多いんですね。
日本ではこの価格帯ならブルーのショッピングバックは
存在する意味があるのかもしれませんね、
“柳原可奈子接客”はいらないから、ぱぱっと買ってしまいたいっ

というのも、、、

もう少し価格帯があがると、店員さんとの接客のなかから、
デザイナーの思いや洗濯方法至るまで、その服に対する色々な話を聞いて、
より商品に対する愛着が沸くと思うんです。
ですので、接客はなくてはならないものだと思っています。
パリは接客がひどい、日本ならそんなことはない、と言われていますが、
接客の段階においては、

(【注】店頭での接客時点の話で、その他の例えば注文商品が大分遅れるといったことは
日常茶飯事なのであくまで店頭での接客の段階の話)

いわゆる高級ブティックでは
世界的地位を確立したブランドの本店でもあるので、
店員さんはプライドをもってお仕事していますし、
商品知識が行き届いていてとても感心する場面が多いです。
ボタンひとつにとっても、どこでどうやって作られたか、
あたかもドキュメンタリー番組を見ているように、
その商品について完成されるまでの過程を語る人もおります。

また、一般的なブティックにおいても、
物ひとつ買うのに店員さんと会話する場面が非常に多いです。

この接客過程の中で、
客としてはこれから買う商品の「自分の中での商品価値」が上がり
たとえ安い服でも
自分のものとして着こなして素敵に着ているんじゃないかと思っています。



と、Diorでサンダルを物色中にイケメンに接客されて
テンション上がってショッピングについ深々と考察しております。
パリはイケメンの接客オプション付き😉


皆さま、日曜日もお店が開くようになったパリより!よい日曜日を!
Bon dimanche
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