2017年4月13日木曜日

フランスを捨てる人々

今日のパリ4月13日


パリの自由の象徴「マリアンヌ」がそびえるレプブリック広場。
デモや集会の場所として、いつも大勢の人が集まっています。

Le Figaro

そんなレプブリック広場に日本の七夕のようなものを発見しました。
若干スタイルは違いますが、ヤシの木にどうみても短冊らしきがぶらさがっています。
日々の雇用条件についての不満や、家賃の不満や
日常の改善してほしいことがつらつらと書き連ねてありました。

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さて、この頃フランス人の友人が立て続けに、
「フランスは働きづらいからスイスに行くね~」

イギリスに英語勉強しに行ってくるね~
フランスは何があるかわからないから将来のためにねっ!😉」

とフランスへの不満から海外へ旅立って行きました。


日本人よりこういうところは身軽な外国人ですが、
特にも※Bac(バック=バカロレア)+5 以上※つまり修士以上の優秀な人材が
フランスを捨てて外国に旅立っているようです。
日本でも同じ問題がありますね。
「頭脳流出」

フランスの学歴はセンター試験のようなBac(バック=バカロレア)に+年数で表現されます。
「例」
①Bac + 3 ;Bac合格後の3年間に、選択した分野の必要基礎知識を学ぶ過程です。
→Licence (学士)
②Bac + 5 ;Licence のあと2年間で更に専門を深める課程です。
→Master (修士)
③Bac + 8;Master のあと3年間で専門分野の研究能力を養う課程です。
→Doctorat (博士)

L'express
200万人のフランス人が仕事が目的で海外で生活しており、ここ10年で3~4%増加。
行先はスイス、アメリカ、イギリス、ベルギー、ドイツ
またアジアへの流出も多く、特に韓国が多いようです。(何故?!
そして、47%がフランスに戻ることを考えていないそうです。悲しい
また、高学歴のBac+5マスターやBac+8ドクターの高学歴の人の流出は顕著。

例に漏れなくイギリス、スイスへ旅立っていった友人達も
Bac+5以上の優秀チームです。


さらに今朝の新聞【Le figaro】によると、
5分の1のフランス人(2017年3月22日23日調査人数1000人)が
今度の大統領選挙で満足する結果がでなかった場合、フランスから出たいと回答。
なかでも
8%はその意志が強く
12%できれば出たい
(年齢25~34歳と 45~54歳枠が多い)

また面白いのが、海外に出た場合
ーフランスの社会保障、
ー美味しい食事とワイン、
ー文化遺産が
ホームシックの原因になるね!と回答しているのがフランスっぽい。

先日は世界的人気急上昇中のブランド「VETEMENTS」が
フランスでの事業のやりにくさを理由にチューリッヒに拠点を移す
という話しを書きましたが、
優秀な人材や面白いことをやっている人がフランスから旅立って行っています。

果たしてイギリス、スイスに移住した友人達は
フランスに戻ってくるのでしょうか?
と、日本からフランスに移住してきている身分で考えています。
À demain
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