2018年2月28日水曜日

チャイナ化するフランスの今

今日のパリ2月28日

一瞬だけ晴れ間がちらっと見えた凱旋門
しかし、今週はまたもや雪がちらつく極寒のパリです。

カスタマイズできるパリ旅 

またか!と思われる話題かもしれませんが・・・・

【中国勢 in パリ】

中国と香港の企業がフランスで立ち上げた投資ファンドに
Casil Europe
という会社があります。

なんとこの会社が
フランス南部トゥールーズ空港の株式の過半数を取得する寸前の事件が。

le figaro
トゥールーズ空港が危なく中国になるところでしたっ!

かつて、2015年にトゥールーズにある
トゥールーズ=ブラニャック空港会社の株49.9%を国が中国企業にすでに売却。
その時点で、残りの10.01%も3年後の売却予定となっていましたが、
その3年後2018年がやってきたということです。
しかし、地元団体からの首相への要請等でフランス政府は
この10.01%を中国へ売却しないつもりはないと宣言。
参考:Aéroport de Toulouse: l'Etat renonce à céder 10% du capital au Chinois Casil
(Le Figaro)

今のところ、トゥールーズ空港はチャイナ化ならずに済みましたが、
フランスには確実にチャイナ化の波が押し寄せております。


私の大好きボルドーワインのボルドー地方では、
中国の投資家が続々と有名ワイナリーを買収し中国で受ける名前に改名したり、
フランスの地方の大学では増える中国人留学生のために、
フランス人学生が大学の席がなくなったり、
フランス地方の菱形が特徴の伝統菓子「カリソン」

フランス語では
Calisson(d'Aix) カリソン(デクス)
と書きますが、
中国浙江省の企業家・葉春林氏が自社製菓子に
Kalisong カリソン
と言う名前で商標権を申請し2026年までの商標権を得ました。
が、
これを受けてフランス・Calisson d’Aixのメーカー連合会(UFCA)は
もちろん商標登録の取り消しを申請。
対して 中国商標局は、
「Calisson d’Aixはフランスの(文化)遺産の一種で、先使用権が認められる」
「(葉氏の)Kalisongは、Calisson d’Aixと明確な違いがないため、
消費者が原産地を誤解する可能性が高い」として、フランス側の請求を全面的に認めた。
(大紀元)
これを受けてフランス企業は、うちも商標登録をされちゃたまったもんじゃない!と、
コンテチーズやロックフォール、生ハムのプロシュット・ディ・パルマのほか、
45種類のボトルワインなどが中国で商標登録したそうです。


以前ドバイに行った際、中国企業のマンションが続々と
建設中でびっくりした思い出があります。

経済成長はなにも悪いことではありませんが、
空港を買おうとしたり、
歴史あるシャトーの名前を変えてみたり、
他国の伝統菓子の名前をちゃっかり拝借してみようとしたり、
動きがびっくりするのでフランスのチャイナ化の動きから目が離せません。


あれ、2月が終わる!で、また明日。
À demain
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2018年2月27日火曜日

ロンシャン★オーダーしてみませんか。

今日のパリ2月27日

まだまだ続くよ中国春節フィーバー
すごいですね~ 気にして見ているからか、
今年はさらにパリの至るところでこのようなイベントをみかけます。

カスタマイズできるパリ旅 

さて、こちらも安定したフィーバーのバックブランド・ロンシャン

折り畳みのプリアージュは、


本家パリでもマドモワゼルからマダムまで、愛用者多数の人気バックです。


パリ限定のエッフェル塔シリーズはとてもよく売れていたようですし、


今期のはまたまた可愛いですね♪



そして、皆さんすでにご存じかと思いますが、
ロンシャンのプリアージュはカスタムオーダーができます。

店頭でレザーの色をみながらオーダーできますが
(最終的には店頭でも公式サイトでオーダーする仕組みです)
お家にいながら、公式サイトでイメージを選んでオーダーできます。

①ナイロンかレザーか
②モデル
③ボディカラー
④刻印(29♥としてみました)
⑤中央のボタンカラー
⑥ジップの耳部分のカラー
⑦ストラップカラー
⑧④の刻印の裏から透けて見えるカラー

すごく細かく選べるんですね!(以前よりさらに細かくなったような気が。。。)

分かりやすいように派手派手で作ってみました。

公式サイト画像がレザーの質感までしっかり見える画像なので
オンラインオーダーでもイメージが付きやすかと思いました。

そして!!
今回お客様にご依頼頂きましたカスタムオーダーが仕上がってきましたので
ご了承頂いてご紹介。


すごく素敵なカラーです!私も欲しいです~!
個人的にはストラップの薄いカラーがアクセントになっていいなぁと思います。

自分だけのオリジナルで最高のお気に入りのバック。
日数は約3週間ほどかかりますが、待っている間のわくわく感も楽しみに。

そしてパリでは、パリだけの限定品もちらほら出ております。

3つ選べるアップリケ





日本でもオーダーできるけど、パリはちょっと安いので😄💗
私もロンシャンオーダーしたい!と気になる方はこちらまで。
お問合せ

自分だけのが手に入るオーダーってやっぱり嬉しいですね、でまた明日!
À demain
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2018年2月26日月曜日

パリ・緑の自転車問題(想定内の結果になりました)

今日のパリ2月27日
モスクワからの寒波がやってきているパリ
冷凍庫の中に押し込められているようです。
ダウン+ダウンの人を多数目撃しております。


カスタマイズできるパリ旅 

さて、寒波がパリにやって来る少し前の2月24日。
パリから去って行く人が。

以前ブログでご紹介して、その後懸案事項を追加でご紹介した
【パリ緑の自転車問題】

AFP

記事①「パリの街に散乱する緑の自転車の謎を解明します
記事②「ほれ見たことか!!心配していた通り!!

香港とフランスの会社が立ち上げたレンタル自転車システムで、
パリ市の運営するVelibの対抗者として2017年10月9日からサービスをスタート。
Gobee Bikeゴビーバイク】
~特徴は~
ーどこで降りても良い
ー乗りたい人はアプリからGPSで自転車の場所がわかるシステム
ーQRコードでロック解除
※QRコードでしか開錠できないことと、特殊な器具でないと鍵を破壊出来ないことで
「放置自転車」スタイルでも盗難の心配がないそう。

という特徴を持ってパリに乗り込んできましたが・・・
2017年12月の記事①から2018年の記事②までのたった1か月ほどで、
これが、


こうなりました!!!!


まぁ、パリでは想定内の現象ですね。


そうしていると企業側はついに、
2月24日の夜。Gobee.bikeは
あまりにも自転車の状態が良くないので私たちのサービスを中止しますと発表。

つい先日、友人達と
「そういえば、あの緑の自転車って大丈夫なのかな~」
なんてお茶しながら話していたとことでした。
パリ市民に名前を覚えてもらう前の退出劇です。

ユーザーたちは鍵を掛けずに自転車を放置。そして破壊、盗難などが続き。
さらにこの状況がSNSで拡散されると、こうした行為を楽しむ人々が現れ悪循環に。
フランスでは3200台の自転車が破壊され、6500台が修理対象になっているそう。

アプリやQRコードや "新しい技術" を使って開発された
レンタル自転車システム。
SNSの "新しい情報社会" によって、
消滅させられました。

緑が青々しくなる春を待たずして
去ることになった緑の自転車、さようなら~🖐


29PARIS.comのQRコードも良かったら使ってみてください😉


明日は最低マイナス8度最高0度のパリより。
À demain
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2018年2月25日日曜日

また来てしまったあのレストラン

今日のパリ2月26日

先日の雪が溶けてなくなると、

こんなに緑みどりしていたか、とはっとさせられております。
もう2月もそろそろ終わり。
春よ来い🌺(快晴 気温5度のパリより)

カスタマイズできるパリ旅 

さて、春の足音が少しづつでも近づいておりますが、
29PARISは冬眠前の動物ごとく、常に空腹でございます。

そんな欲望を39€(ディナーのお値段、ランチは17€)で叶えてくれる定番レストラン。
こちらにまた行っておりました。

Restaurant le 975
25 Rue Guy Môquet, 75017 Paris
※2月16日~3月6日ディナーまでバカンスでお休みです※
(フランスはちゃんとバカンスを取っていいですね)

このブログに登場するのは何度目でしょうか。
スープから始まって、前菜、お魚、お肉、デザートの5種コンプリートで
ディナー39€で頑張って提供してくれております。


めちゃ新鮮、めちゃ旨、マグロのタタキ

花びらのような白いのは大根、そして赤い粒はザクロなんですよ!

今日のお魚は鱈


エリンギにレンコン ジャポンのエッセンスが嬉しい♪


今日のお肉はラム
フランスに来てからラムの旨さを知りました。

ラムの下にはキヌア(健康志向のパリジェンヌは本当にキヌアをよく食べていますねー)


ワインはブルゴーニュとボルドー。それぞれ好きな地方のをオーダー(笑)
私はタンニンwelcomeでボルドーワインが大好きです。
色も随分違いますね🍷


フランス人の夕食タイム20時を過ぎるとあっという間に満員になります。
ランチでもディナーでも行かれる前は予約して行かれることをお勧め致します。

Le 975
住所:25, RUE DE GUY-MÔQUET, 75017 PARIS
メトロ13番線  GUY-MÔQUET もしくは BROCHANT
電話 ※予約は電話のみ +33 (0)9 53 75 67 71
営業時間 月―金 ランチ12時~14時30分 19時30分~22時30分

この日はなぜかアジア人フィーバーでお客さんの40~50%が
中国人、韓国人、日本人のアジア人でございました。

そして、
今回は5皿完食して、パンもおかわりしたのになぜかお腹が空いてしまいました😖
レストランに行く前にエネルギーの素、ビタミンCを摂取してしまったためでしょうか。


春が来るのに冬眠前のように空腹でまた明日!
À demain
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2018年2月23日金曜日

【ブログ久々登場】マクロン君どうよ?!

今日のパリ2月24日

最近の雑誌L'express
エマニュエル・マクロン大統領の特集です。

カスタマイズできるパリ旅 

さて、パリには「Salonサロン」と呼ばれる
"〇〇展"や"見本市"と訳したらいいのでしょうか?のイベントが年間を通して
様々行われています。
Salon du chocolat  サロンデュショコラ然り。

 Salon des Vins des Vignerons Indépendants ワインとワイン生産者展

Salon du Fromage et des produits laitiers チーズ・乳製品展

Salon du Golf ゴルフ展

Salon des séniors シニア展

Salon Sugar Paris シュガー展

と変わったものも多数。
こちらから年間のサロンを調べることができますパリ市サロンサイト

そして、中でも農業国であるフランスっぽいのが、毎年2月後半に行われる
~Salon international de l'agriculture~
国際農業見本市

メトロに掲げられている牛の広告が相当気になっております!

ハッシュタグは#HAUTE
期間;2月24日~3月4日まで
場所;Porte de Versailles 
料金;一般14€ 6歳~12歳まで7€
チケットは公式サイトから;Sia (頭文字でこう訳すんだ(笑))
https://www.salon-agriculture.com/

毎年ものすごい人で、昨年訪れた友人は大人だけでもとっても楽しかったと。

数百の動物たちが会場に訪れ、
ワインやチーズの試食、新鮮な野菜のスタンド。
ちびっこたちには乳しぼりなどの体験も。
私はまだ行ったことがないので来年こそは行ってみたいものです!


一方、農業を職業にする人々の現状は思わしくなく、
収入が生産費用を下回る農家が少なくありません。
以前もブログに書きましたが
近年顕著になっているのは外国産の安い農作物に対抗できなく、
それゆえ生産費用の方がかさみ債務超過に陥る農家が多いこと。
2010年平均で159700€(19000万円超)の債務。
特にも40歳以下の若い農業経営者の場合債務は200,000€(約2400万円)にも上るそうです。


毎年大統領が訪れるこの国際農業見本市。
決まって農家の怒りが大統領に向けられております。

今年はフランス史上最年少の大統領となったエマニュエル・マクロン氏。
昨年は元経済大臣、そして大統領立候補者としてサロンを訪れ、
投げられた卵とともに農家の怒りをぶつけられました。

Le Huffington Post

今年は2017年5月に当選後、大統領として初めてサロンへ。

果たしてマクロン君は無事にサロンへ行ってこれるのか、
どのような農家への対策をするのか。この週末気になっております。
マクロン君は24日土曜日にサロンを訪れる予定だそうです。


美味しいお肉が食べたくてまた明日。みなさまよい週末を!
Bon Weekend
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