2017年1月10日火曜日

姫対応のムッシュ

今日のパリ1月10日 

2017年も相変わらずドラマを見せてくれています。
パリメトロ
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パリウェブマガジン アンチエイジングの資格
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帰宅ラッシュにはちょっと早い時間のメトロ。
携帯で話しながら乗り込んで来た20代後半の赤いリップの女性
CHANEL

入口そばに座っていた大柄のこれまた20代後半の男性の足にぶつかりました。
ここで、普通の精神状態であれば
女性「Pardonすみません」
男性「ニコッ、大丈夫ですよ」
で済むのですが、血の気が多い2人だったので、

男性「足がぶつかっただろ!」
女性「なによ、落ち着きなさいよ!」
男性「ぶつかっておきながら、なんだその言い草は!」
女性「じゃ謝るわよ、全く!ふんっ」

そして携帯電話の相手と話しを続けて、

女性「別にたいしたことじゃないのよ 
なんかワーワーわめいている人がいてうるさいのよ!
Bref (もうこの話しは置いておいて)、それでね~」

こういう時フランスの女性は
反撃するから強いな~、だてに赤リップを塗っていないな~と眺めております。

こんな場面を見ると、いざと言う時
きちんとフランス語で自分の思ったことを言えるように成長したいものです。
ドキマギしない、言いたいことをはっきり言う、これぞパリでの生活力!


さて、こんな場面を書くと苦境パリ生活のようですが、こんな事もあるんです。
アパルトマンのエレベーター
wikipedia

家に帰る時間がしょっちゅう同じになり、よく顔を合わせるムッシュ。
私のひとつ上の階に住んでいます。
今日はアパルトマンの入り口付近から同時になりムッシュは子供と一緒。
エレベーターに3人で乗り込みました。
ムッシュ「Bonsoirこんばんは」
私「Bonsoirこんばんは」
子供は私に、
子供「4階なんですね、僕たちは5階」
なんて話し掛けてきて、万国共通、子供は無邪気で可愛いです。

ピーン、4階に着きました。
するとムッシュがとことこと降りて行き、
子供「パパ、パパ、ここは4階だよ!僕たちは5階だよ」

ムッシュ、もちろんそんな事はわかっております。
ムッシュは何をしたかというと、、、

私より先に降りて、
外からエレベーターの扉を押さえてくれていたんです!
(すぐ閉まるエレベーターの扉でもありませんが)

もう、フランスのレディーファーストにも慣れたもんです。
遠慮せずご好意を素直に受け入れ、
「ご親切にどうもありがとうございます。Bonne soiréeボンソワレ(よい夜を)」」

実はこのムッシュのレディーファーストっぷり
レベル高で、毎度とっても丁寧に接してくれるんです。
さらにこの日だけではなく、
帰りが同じになると、アパルトマンのドアを開けていてくれたり、
エレベーターの「開く」を押して待っていてくれたり、
どこかの高級ブランドのドアマンのようにしてくれるんです。
まさに、姫対応”
ああ、子供よ、この父の背中を見て育っておくれ。


パリでは若い男の子でもしっかりレディーファーストで
どうぞお先に精神が身についています。
きっとお父さんがそうしているのを見てきているからなんですね。

さて、明日も姫対応ムッシュと帰宅時間が同じになるのでしょうか?
また明日!
À demain
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