2016年11月22日火曜日

「我が辞書に“合理化”の文字はない」 by ナポレオンが言ったとか言わないとか。

今日のパリ 11月22日
パリ パン屋
パリ14区の人通りのない道でこんな看板を見つけてしまいました!
パン屋さんの看板です。
おじさんの頭から出ている“ゆげ”2本が気になる。
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雨降りのパリ
雷や大雨が理由でネットの接続が悪くなることもある、
恐ろしくデリケートなパリのネット環境です。

先日友人の家のネットが途切れてしまったので、救助に行って来ました。
契約ネット会社は「安いが諸問題の多い」free(フリー)。

フランスの方であれば、ああ“free”ね、、、と頷くネット会社です。

ちなみにフランスは大きく4つのネット会社があります。
①Orange ②SFR ③Bouygue ④free 他
どこが取り立てて良いというわけではありませんが、
NTTコミュニケーションズ的な位置にあるOrangeがシェア1位。


話しは戻りfreeですが、ここは契約料が安い代わりに店舗をもたず
問題があれば延々と繋がらないコールセンターに
電話をかけ続けるといった状況でした。
(フランスのことなので問題はしょちゅう発生します)
しかし、数年前マドレーヌに店舗ができ、いわゆる駆け込み所が出来たわけです。

ou-trouver.fr

free boutique
8 Rue de la Ville-l'Évêque, 75008 Paris

ところが、その場で解決出来る問題の確率は70%。
残り30%はやっぱりコールセンターに電話しないと解決しないよ、と。。。
今回の友人の問題は残念 ながら後者。
ふーー、ではではfreeに電話しますか。コールセンター3244番っと。

アナウンスに従って、「1」だ「2」だ、押しながら進み
ネットトラブルコーナーまで辿り着きました。
その後コール音が鳴り、あら!!繋がった!
平日の朝早い時間というのが良かったでしょうか。
何分も待たされる覚悟でしたので、なんだか嬉しいやら拍子抜けやら。


コールセンターとのやりとりは、
コンセントを抜いてみて下さい、次にボタンを押して下さいなど、
のやりとりを延々とします。
「HDMI 刺してますか?」
などと、いきなり“メカっぽい単語”も出てくるので予想以上に厄介。
これを電話超しに早口で話しまくるフランス人とやりとりするので結構大変っ(汗)


free「えっと、じゃあ機械の準備は出来ましたから、
あなたのアカウントに入りましょう。」

29「はい」(free会員の無料のIDでwifiに入ります)

free「マダム、“Mon Abonnement”の
右側には何が見えますか?」

29「は?右側?左側にリストがあって、
右側は何も書いてないです」
→ここまで進んだのに、私何か間違ったかしら?!

free「う〜ん」
(もう一度)Mon Abonnementの右側には
今何が見えていますか?」

29「さっきと同じです」
「何かおかしいようなのでログインからまたやってみます」

free「はい、待っています。」

29「OKです。ログインしました!」

free「はい、じゃ右側には今何が見えていますか。

29「さっきと同じです。」
Mon Abonnement  /  Ma Freebox  / Télévision  ...
と並んでいます。

free「Voilà!そうそれ!
「Ma Freebox」をクリックしてください!!」


29「は?!!!右って“その右の”こと?!!」

だったら最初っから「Ma Freebox」をクリックして下さい
言えばいい話しじゃあないですか?

なんでそんなわけのわからない廻りまわった聞き方をするのか不明。
一休さんの「この“はし”を渡るべからず」レベルの不可解さ!

私が大人になりすぎたから?

素直じゃないから?

いやいやいやいや、
シンプルに最初っからMa Freeboxをクリックして下さい、と言えばいい話。

全く簡単に済む話しなのになんでそう面倒にするかな~
ここですぐ例が浮かばなく残念ですが、
こんなことは多々あって合理化とは真逆な社会の気がしてしょうがないですね。

「我が辞書に不可能という文字はない」と言った(か言わないか)のフランス皇帝ナポレオン。
2016年、あなたの国の辞書にはどうやら「合理化」の文字がなさそうですよ。


合理化作業で効率よく1日を過ごしたい29PARISです。
それでは、また明日!
À demain

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追記;本日よりシャンゼリゼのクリスマスライトアップが始まりました。
1月8日までのライトアップの予定です。




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2016年11月21日月曜日

エルメスの手しごと展【PART2】

今日のパリ 11月21日
LE BRISTOL
HERMES本店近くのパレスホテル
LE BRISTOL
12 Rue du Faubourg Saint-Honoré, 75008 Paris

そして真上には今年もバカラのミニシャンデリアが設置されました。
パリ クリスマス

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さて、昨日に続く【PART 2】
今日はエルメスの花形コーナーを特集
シルク絵付け職人、シルク印刷職人、シルスカーフの縁を縫う職人、バック職人

もはや呪文のように昨日からつぶやいております。
あぁ、時計が欲しい、スカーフが欲しい、花瓶もほしい、バックも欲しい。。。
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【シルク絵付け職人】
シルクスカーフのデザインです。
エルメス
フォトショップでこうやって書いていくのよ~
と子供の質問に優しく答えるグラフィックデザイナー職人のお姉さん。

”EQUATEUR”コレクションのデザインですね。
エルメス

エルメス

シルクスカーフはシルクスクリーンという方法でプリントされるので、
1色につき1つの判が必要になります。
スカーフには平均30色のカラーが使われているので、
つまり30枚の判が必要になるということ。
フォトショップで各カラー毎の判を作っていくのは相当な時間で
通常500-600時間を要して
複雑なデザインだと2000時間ほどかかるそうです。

メガネを取り出して作業していたお姉さん。そりゃ目が悪くなるわ!
エルメス
週35時間労働のフランスだと約286日勤務を同じスカーフに費やすわけです。



つづいてこのお姉さんがデザインしたものを、いよいよ印刷していきます。
【シルク印刷職人】
ここはみなさん興味深々の一番の人気ブース
エルメス
なんとか見える場所を死守!!どんなところにいたかというと、
あわわわ、

Pardon ちょいとすみませんよ!
と衝立の隙間からみるしかありませんでした。


シルクプリントのテクニックは
《cadre à la lyonnaise》リヨンフレーム 
と呼ばれています。
エルメス
というのも、この技術が誕生したのが1930年代のシルク産業の中心地リヨン

印刷台にシルク生地を貼り付け
レールに設置された判が移動して色を付けていきます。
 【死闘の位置から撮ったのでよく撮れていない動画ですが雰囲気だけでも】

先ほどの【シルク絵付け職人】のお姉さんのところでもあったように、
1色につき1判なのでそれに従った判の枚数が必要になるということ。
判は画像に写っていますがかなりの大きさの判です!

その上、次の色、次の色と刷っていくわけですが、1mmの狂いもなく
綿密にぴったりと合わせるのは長年の経験が必要。
こんな行程を経てあのスカーフが作られていたなんて、、、

例えば、これ。
エルメス
いったい何色よ!!
エルメス

気が遠くなる作業を経て私たちの元へ届くのですね!



続いて、こちらは日本ではあまりなじみのない職人さんでしょうか。
【シルクスカーフの縁を縫う職人】
LA ROULOTTEUSE と言うそうです。
 なんだか辞書をひかないとわからないような職種。

スカーフ等の縁を巻き縫いする職人さん。
エルメス

あっ!グラフィックのお姉さんに続くまたメガネ。そりゃそうですよ!!
こんな細かい作業を延々と。
HERMESは福利厚生でメガネ手当出すべきですね。

この職人さんはシルク、カシミアなどすべての素材の縁を仕上げられるように
1年間の実習期間があるそうです。


さあ、こちらはエルメスの花形中の花形。バック職人です。
【バック職人】
エルメス
パリのエルメスで出会ったら運を使い果たしたかのようなレアバック
バーキンとケリー。
世界中から毎日毎日バーキンとケリーを探しに訪れる
と言っても過言ではありません。
HERMES本店は予約制になりましたが、詳細はこちら
それにも関わらず開店前から大行列は続いています。
今はクリスマス前なので余計に!
エルメス

そんなバックを生み出すのはこちらの職人さん。
エルメス
複数のパーツに分けられた革をパズルのように縫い合わせて作られます。
1本の針に予め蜜蝋で滑らかにすべりをよくしてある麻の糸を通します。
この麻糸はバックの色に合わせて染める必要があれば、染色します。
準備ができたら、木製ペンチで革をしっかりはさみ、股に固定して作業開始。

ほぼ手縫いで作業するので、小さなバックでさえ
約15時間から20時間程要するそうです。
エルメス
この職人さんのマークがバックのどこかに隠されているんですね~
最近登場して人気のモデル Halzen 3300euros~
エルメス
3wayで使えるので人気のモデルです。

エルメス
これも手縫いで作られているんですね!そりゃ、なかなか店頭にでないわけです!

会場に設置されたカフェは今パリで流行りのグルテンフリーのBIOカフェ
La Guinguette d'Angele
エルメス


さてこれで、昨日に続くHERMES HORS LES MURS 1周完了。
私が帰る頃にも、続々とお客さんが来ていました。
エルメス
会期は26日まで
HERMES HORS LES MURS
時間:11時~20時(24日は22時まで 最終日26日は17時まで)
休み:22日
場所:Le Carreau du Temple
4 Rue Eugène Spuller, 75003 Paris


世界に誇るフランスのブランド
HERMES
店頭で買う我々も商品に出会うため相当苦労していますが、
HORS LES MURS壁の向こうでも
ただならぬ努力と苦労があるのですね!


HERMES本店の屋上より、みなさまよい1週間を!
À demain
エルメス
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2016年11月20日日曜日

エルメスの手しごと展【PART1】

今日のパリ 11月20日
サンジェルマン
パリは絵になる店が無数にありますね。
何年住んでいてもオシャレな街だな、と痛感されます。
サンジェルマン
壁紙などを扱うショップ
 Little Greene
 21 Rue Bonaparte, 75006 Paris 
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さて、こちらは絵になる店の代表格
HERMES
エルメス エルメス
アパルトマンが買える値段のクロコバーキン。もはや投資の対象になるほどの代物。
バーキン
金具にダイヤモンドが施されているのもあるんですよ!
HERMES本店でアラブから来た(と思われる)お客さんが
ケースから出してもらって、見ていました。
きっとご購入になったと思われます。

HERMESこその、美しい発色
エルメス べアン

こちらは人気のシルクインというお財布ですが、
表の美しいレザーが見事なのはもちろん、
エルメス シルクイン
内側はシルクになっているという斬新なデザイン。
エルメス シルクイン
どこから見ても最高の素材と技術がつめこまれたエルメス製品。
早速先日お知らせしたこちらに行ってきました。

【HERMES HORS LES MURS】
エルメス 
”エルメスの壁の向こう側”とでも訳したらわかりやすいでしょうか。
エルメスの職人さんの技術に触れるイベントです。

~職人さんを目の前に、質問はできるは、長年引き継がれる技術を見せられるは、
美しい製品は並ぶはで
エルメスの品々を欲しくなる誘惑の餌食になるような
そんな危険なイベントでした~
あぁ、時計が欲しい、スカーフが欲しい、花瓶もほしい、バックも欲しい。。。


場所はマレ地区の会場
HERMES HORS LES MURS
初日は夜22時まで特別延長開催。19時からカンファレンスがあったので
それを目指して向かいました。

おーーーーーーい!!!!混んでるじゃないですか!!!!
HERMES HORS LES MURS
ガヤガヤガヤガヤ大混雑です。

会場は複数のブースに区切られています。
①馬具職人
②バックやお財布職人
③宝石職人
④シルクプリント職人
⑤シルクスカーフの縁を縫う職人
⑥時計職人
⑦ガラス細工
⑧革手袋職人
⑨ネクタイ職人
⑩シルク手袋職人
⑪陶器絵付け職人
ービオカフェ
ー本屋

抜粋してご紹介。
今日は【PART1】
馬具職人、革手袋職人、時計職人、ガラス職人、陶器絵付け職人、ネクタイ職人

明日の【PART2】は、
シルク絵付け職人、シルク印刷職人、シルスカーフの縁を縫う職人、バック職人

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【馬具職人】
フランス語ではSELLIERと言います。
HERMESの基礎ですね。馬具商品から始まったブランドHERMES
創業当時より技術の高さからナポレオン3世やロシア皇帝も愛用したほど。
エルメス
その技術が現在にも引き継がれています。
=よい馬具職人とは乗馬の知識と人間形態学を知っていなければならない=

複数の革をClois de Selle(画像シルバーの)を使って組み立てていきます。
エルメス
より軽く、より丈夫に、より馬にも優しく。


【革手袋職人】
エルメス
彼のミッションは?~第二の肌のような手袋を作る~

《鉄の手》
と呼ばれる職人の手によって、
革にしなやかさをだすために革がパスタのように引き延ばされていきます。
何度も何度も繰り返されるこの工程は手袋が第二の皮膚となるためにかかせなく、
力と高度な技術が必要とされる行程です。

革がこんなに柔らかいの~と皆さん触りまくり
エルメス

定番人気は【soya】というケリー金具のモデルですね 655€
エルメス
そしてこちらも人気【Hommage】600€
エルメス
この美しいラインと革の柔らかさは、
職人さんの《鉄の手》によって生み出されているんですね!


【時計職人】
エルメス
よくテレビで見るような、まさにあの光景
真剣で細かい作業で、
写真を撮るのにカシャっと音を立てるのが遠慮されるほど。
100あまりのピースを組み立てていくそうです。
パーツの大きさに合わせて、いくつものドライバーを使いわけています。
エルメス
今日メトロでお向かいに座った編集長っぽいおじさん
(mademe Figaroを数冊膝に抱えて電話で何やら忙しいそうに話していました。
こりゃ編集長だね、)が、この時計をしていたんです。一番人気のエトープカラー
Slim d'Hermès 2200€~ 素敵でしたよっ!
エルメス


【ガラス職人】
エルメスは革製品だけでなくガラスや陶器も素晴らしいです。
エルメス

こちらはHERMES本店
エルメス
そして、綺麗に写真が撮れたなな、とインスタに載せましたが
あまり”いいね!”がつかなかった写真 残念っ HERMES左岸店
エルメス

ガラスコーナーではPSVRのようなので何か見せられていました。
私も見てくればよかった失敗
エルメス


【陶器絵付け職人】
エルメス
デザイン画をもとに素早く色付けをしていきます。
続いて800度で一度目の焼き。
エルメス
色付け、焼きを7回から8回繰り返します。
エルメス
色を作るために、タイルや顔料、絵具溶剤等を混ぜ合わせて
数々の色を生み出しているそうです。

ガラスや陶器は左岸店がたくさん揃います。
HERMES Sevre
17 Rue de Sèvres, 75006 Paris
エルメス

エルメス  エルメス


【ネクタイ職人】
エルメス
フランス語でネクタイはCravateクラヴァット
フランス語初心者の時。
エルメスのGeorge V店でネクタイを探していました。
29「Crevetteクルヴェット下さい、
Crevetteクルヴェット下さい。」

エルメス「はい?!何ですか?」

遠くで聞いていた別のお兄さんが、
「あーCravateクラヴァットだよ!!」

フランス語でCrevetteクルヴェット=海老
ネクタイはCravateクラヴァットです。
遠くにいたお兄さん。よくぞわかってくれた!
そんな私の黒歴史のあるエルメスのネクタイです。

まっすぐに伸びるラインと、ふくらみのある質感、滑らかな肌さわり
ひとめで美しいネクタイをわかるような仕上がりです。

そして、初日の19時からの
エルメスシルクスカーフのデザインを担当する
Andree Fraideril-Vertino氏のカンファレンス
エルメス
恐ろしいほどの参加人数でした。
エルメス

明日は、
人気のシルクスカーフの秘密に迫ります!

どうぞお楽しみに♪
Bon Weekend
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追記;本日11月20日㈰15時より
先日PARIS-ZINインタービューで登場頂きました、
横山芳子さんのリサイタルが行われます。

コンセールミモザ パリにて 
~真珠のようなメロディーのかずかず~
Yoshiko Yokoyama chante avec Hugo Vellenne au piano
日時;11月20日(日) 午後3時より
場所;Galerie Grand E’ternaギャラリーグランエテルナ内サロン
3 Rue de Miromesnil, 75008 Paris
・メトロ9・13番線「Miromesnil」駅下車 ・メトロ1・13番線「Champs-Élysées Clemenceau」駅下車
・52番バス「Beauvau」下車
入場無料 軽食あり
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