2016年11月19日土曜日

文化の誤解の溝は深し。ボジョレー&Bento

今日のパリ 11月19日

福岡の陥没が1週間で通行開始になったと聞いて大変驚いています。
パリのメトロの工事なんて、1年以上もかかり、
”で、どこが変わったの?”程度の出来上がりになることもしばしば。
きっとこの信号も2017年になるまでこのままでしょう。
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今週17日木曜日のボジョレーヌーボー解禁日
パリではこのように日本のワイン風呂が報道されています。

euronews

このワイン風呂のお蔭か否か、
我が日本がフランスのボジョレーヌーボーを支えておるのです‼
輸入量世界1位 日本 
(年々輸入量は減っているようですがボジョレーの輸出量の4分の1を日本が占めます)


昔フランス語語学学校で、ちょうど11月の第3木曜日の授業の時、
先生が(上の写真のような)日本人がボジョレーのお風呂に
入っている新聞写真をコピーして授業に使いました。

=他国の生徒は口あんぐり=

ー時差で世界で一番最初にボジョレーが飲める国
ー新しい物好きで流行の早い国
ーお風呂の文化のある国
ー日本酒風呂なんてのもある国

ってことでこんなボジョレー風呂が流行りだしたんでしょうが
なんだかお恥ずかしい。

ボジョレーの祖国、ここフランスでは
解禁日(11月第3木曜日)ギリギリの週始めに数件のカフェで
店内に藁がしかれて牧歌的な雰囲気に変わる、そんな程度で
あっボジョレーの解禁日だったんだね~
と気づくか気づかないかの程度で過ぎ去っていきました。
日本との温度差がすごいです!


パリの街の一駅ごとにあるんではないかという
ワインショップ「NICOLASニコラ」

nicolas.com

今日寄ってみましたがボジョレーの「ボ」の字もありませんでした。


さて、こちらは逆現象。
パリでは日本のBentoベントーが大流行。
日本食レストラン街オペラ近辺はBento屋が飽和になり、
パリの様々な場所に広まっています。

「Ma bento ま弁当」
20B Rue La Boétie, 75008 Paris
ほかほか弁当の様なイメージです。

Ma Bentoはビジネス街に出店中
店内は日本国旗カラーの白と赤
昼時になると、近所のビジネスマンが上手に箸を使って食べています。

「ま」とはきっと“Ma”で、
フランス語の「Ma mère」とか女性名詞の前につける所有形容詞ですね。
ところで、Bentoとか新しい外来語の
女性名詞、男性名詞の分別はどう決まるんでしょうか。調べてみましょう。
ということで、Bentoベントーはma がついて女性名詞のようです。
(余談)


そして、パリのカジュアル日本食屋はフランス人ウケを狙って
ギョーザを投入してくるところが多いような気がします。
なんでか、ギョーザ大好きフランス人。(写真が見にくいですが、)
ー唐揚げ丼+ギョーザ
ー親子丼+ギョーザ
ー焼肉丼+ギョーザ
中学生の部活帰りのようなメニューを並べています。
どうしてもギョーザを投入したいらしいです。
もしくは、、、
あまりにもフランス人がギョーザギョーザいうので、
デフォルトでメニューに入れたのでしょうか?!不明。

こちらはオーダーしたSHAKE Bentoシャケ弁当11.90€(約1370円)
やっぱりギョーザ付
YAKINIKU Bento焼肉弁当 12.90€(約1480円)
やっぱりギョーザ付

※ちょっと謎のBento屋風なコメントになってしまいましたが、
お味は美味しいかったんです♪一緒にいった友人も
「こんなに美味しいお米はパリで珍しい」と。
お値段もパリの昼としては手頃で◎

日本ではフランスでスルーのボジョレーを崇めたてるし、
フランスでは日本であり得ないBento弁当の組み合わせをしてるし、
世界が近くなっても、文化の距離を埋めるのは
まだまだ時間がかかるようですね。

みなさんよい週末を!
Bon Weekend

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※心に留めておきたい新制度
「欧州渡航情報認証システム」先日新たに決定された事項
日本からフランス、ヨーロッパに来る際、
3か月以下の短期滞在であればビザ等は全く必要なく、
ぱぱっと来れましたが、今後はテロ対策の為
事前の入国審査(インターネット経由可)が義務付けされることになりました。
EU加盟国を中心とするシェンゲン協定加盟国に入国の際は
氏名、生年月日、住所等の登録を事前にしなければなりません。
アメリカ入国の際のESTAエスタと同じようなものですね!

【制度名】欧州渡航情報認証システム
【料金】5ユーロ
【有効期限】5年
【開始予定】2020年

※シェンゲン協定国(wikipedia)
たシェンゲン協定が適用されるヨーロッパの26の国の領域
地域参考地図
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