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今日のパリ5月1日
今日のパリ5月1日
新緑馨る5月とはいかないパリです。雨で寒い!
北海道は積雪だということですが、先日パリから北海道へ帰国したお友達は大丈夫でしょうか?
さて、パリでは3月31日から新しいムーブメントが起こっています。
「Nuit Debout」
パリ10区のレピュブリック広場に毎日夕方から人々が集まり、様々な分野で議論が行われます。
Le monde
誰でも自由に参加でき、人々が順番に意見を述べていきます。
政治、経済、人権など。
様々な分野でブースを作り意見交換をしています。
回を重ねるごとに参加人数は増えて、フンラス全土にこの動きが広がっています。
france info
wikipediaによるとnuit Deboutのきっかけは、
2016年2月に行われたドキュメンタリー映画「 Merci Patron 」( 雑誌Fakir制作)の試写会
映画の内容は、
LVMHグループ(ルイヴィトンなどを抱える大企業)に勤めていた夫妻が
工場のポーランド移転で失職。その後夫婦は借金に追われ苦しい生活に。
それを知ったFakirという雑誌の編集長件監督、主演のFrançois Ruffinが
LVMHグループの株主になって総裁のベルナール・アルノーから退職金などを
せしめるといった、大企業と労働者の理不尽な関係を描いたもの。
その後François Ruffinと活動家たちが、大企業や富裕層が一般市民を支配するような現代社会の現状変えるには単発的にデモをするのでなく、
持続的な市民の発言の場をつくろうとして始まりました。
さらに後押しするのが今フランスで可決されようとしている労働法改正法案。
この映画の内容のように、
企業が雇用を促進するため解雇が容易になる、
残業手当削減、
さらに外国資本の企業がフランスの労働法を守る必要がなくなるなどといった内容で
大企業や富裕層が一般市民に対して有利に働くような改正案。
国民の70%が反対している法案と言われています。
つい先日は反対する市民が暴動化し警察が催涙弾を使うといった事件も。
liberation
毎回規模が大きくなっている「Nuit Debout」
5月1日夜にはコンサートが予定されています。
パリ在住日本人のTwitterでも、これからNuit Deboutに参加します!といったツイートを見かけます。
https://www.facebook.com/NuitDebout/videos/1720092548268641/
議論好きなフランス人、
自分たちの自由を守ろうとするフランス人、
フランス革命を起こしてきたフランス人。
そんなフランス人の性格にあったような動きですが、
果たしてこれからどうなっていくのか!
皆さま、よい連休を!
À demain
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