パリジェンヌはいわゆる“欧米人という”ステレオタイプとはかけ離れて
細い人が多く36サイズ、Sサイズが良く売れています。
そんな中にあっても目立つふたり。
これがパリのファッションウィーク中だと感じる一場面。
世界各国からモデルがやってきます。
明らかに一般人とは人間としてのラインが違います。
日本にいたころは仕事で東京コレクションも観ておりましたが、
東京コレクションに出ているモデルとも明らかに違って、
やぱりパリコレとはモード界においてトップの位置にあるんだなぁと感じます。
さて、このファッションウィークはひとつ大きな動きが。
今月初め、世界のファッション業界2大グループとも言える
ルイヴイトンを含むLVMHグループ、
昨日のサンローランを含むKeringケーリングは
痩せすぎモデルの起用を自主規制する動きに乗り出しました。
Le monde fr
フランスでは2015年にすでに痩せすぎのモデル起用を禁止する法律が施行され、
(痩せすぎモデルのイメージは摂食障害を助長する及びモデル自身の健康被害を及ぼすという理由から)
BMI17未満モデルを起用した場合は
6か月の禁固刑もしくは75000€(約998万円)の罰金という厳しい法律です。
そして、この9月初めの決定でこの2大グループは
そもそも女性32、男性42サイズ以下のモデルは起用しないとしました。
思春期の女の子がモデルを意識して摂食障害に陥る気持ちはよくわかります。
~思春期の頃32キロまで体重が減ったことがある黒歴史を持つ私です(笑)
その時は32キロでもまだ痩せたいと思っていました~
また同時に社会影響を考慮して
(最終的には自分のブランドイメージ維持なのでしょうが)
モデル起用に制限をかけるLVMHやKeringの方向性も理解できます。
一般人と同じではあってはならないファッションモデル
一般人と同じである必要はないファッションモデル
非日常のスタイルで見せるお洋服こそが、ファッションショー
痩せているというか、日常ではありえないスタイルであることが
広義のファッションショーというものを作り上げていると思うので、
それが日常に近づいてきたらファションショーとしての意味が
なくなってくると個人的には思うふしも。。。
うーーん、今後の動きが気になる問題ですね。
ちなみにLouis Vuittonのショーは10月3日18時30分から予定されています。
ファションと言えば先日お伝えした
デザイナー・ステファニークデールさんのインタビュー
ただ今執筆中ですのでどうぞお楽しみに!
それでは、飽食の秋にまた明日。
À demain
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