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先日オペラ界隈を歩いていた時、目に入った広告。
パリはトップレスの広告なども街中に溢れていますし、
ファッションウィーク(パリコレ)期間中は
各ブランドがパリに来るファッション関係者にアピールするため
色々な商品をこの期間に合わせて販売したり、広告戦略を打ち出したりします。
パリコレ中は街がファッションファッションする時期なのですが・・・。
しかし、これは随分過激な広告だと思って写真を撮っていました。
やはり、この広告にいい印象を持たない人の割合いが多いようです。
SNSでこの広告が広り
世間から上がった声は "Dégradantes"品位を落とすと。
広告の規制庁(ARPP)はサンローラン側に
「画像と尊敬の点で倫理的なルールに準拠していない」として
この広告の変更または削除を要求しました。
10日にSAINT LAURANTとARPPは協議の上、この広告をどうするか決定するそうです。
サンローランブティックの前で広告の削除を求め
3月8日の「国際女性デー」のタイミングで、
フェミニスト団体が抗議をしていたようです。
「国際女性デー」
納得しないことがあれば行動を起こして改革していく
フランス人女性のイメージですが、
意外なところで改善すべく女性の権利があると知りました。給料の男女格差です。
世界一働く女性の割合が多いフランス。
いまだに給料の男女差は14.3%存在しているそうです。
(日本はワースト3位で約26%格差)
Le Figaro.frによると格差がなくならない原因は、
①依然として女性差別があり
②初任給が低く女性はあまり給料交渉しない
③更に昇進についても交渉しない、
そして改善策は、
①女性の仕事の価値について差別やジェンダーをなくす施策
②出産政策、父性や育児休暇など効果的な家族的責任の共有の認識
③保育所の数を増やす
④税金・年金の見直し
なんて解決に即決しないようなことが書いてありました。
労働者の権利を訴える動き=Nuit Debut=は
3月8日に賃金格差是正のストライキを決行しました。
西欧のくくりのデータしか見つかりませんでしたが(海外在留邦人数調査統計平成28年)
パリに滞在する男女比は明らかに女性の割合が多いと思います。
パリの日本人女性も権利を守られながら頑張れる環境であってほしいですね!
それでは、また明日!
À demain
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