今日のパリ3月14日
【miu miu】
【Dolce and Gabbana】
春らしくなってきて、店頭には明るい色の商品が目につくようになってきました。
秋冬から継続ですが、何やらボリューミーな足元が流行中?!!!
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さて、サウジアラビア皇太子が日本に46年ぶりに訪日して
ものすごい護衛の数だとニュースで見ました。
サウジアラビア皇太子の白い服(「カンドゥーラ」と言うそうです)を見ると
ドバイに行った際に、空港にいる人々のカンドゥーラは
見事にアイロンがピシーーーっとかかっているのに大変驚いたのを思い出します。
誰一人として、皺クチャのカンドゥーラの人はおりませんでした。
何故なのでしょうか・・・
そして女性は足のつま先までの黒いベール(「アバヤ」と言うそうです)を
まとっています。
イスラム教では人前で肌を見せてはいけないので、
いたって普通のショッピングセンターでも
外国人でさえ、女性は膝上のスカートやキャミソールは禁止と書いてありました。
The Dubai Mallショッピングセンター
フランスでは近年「ライシテ(laïcité)」
(⇒「非宗教性」とでも言えばいいでしょうか。
フランスでは公共の場では宗教色の排除として、
宗教を顕示する服装が禁止されています。
よって、キリスト教の目立つロザリオのネックレスや
イスラム教のスカーフも禁止となります。)
が頻繁に議論に上がり、
オペラバスチーユに鑑賞に来ていたイスラム教の女性が
スカーフ着用を理由に退席させられたり、
カンヌのビーチではブルキニと呼ばれる全身を覆ったイスラム教徒の
女性用の水着の着用が禁止されたりしています。
ところが、ファッション業界では相反する動き。
★UNIQLOユニクロ
HANA TAJIMA FOR UNIQLO
★DOLCE&GABBANA
Dolce & Gabbana Abaya Autumn/Winter 2016
がイスラム教徒の装いを取り入れたコレクションを発表して、
★バービーもいます
★NIKE Pro HIjab collection
そして、先日ナイキは「Pro Hijab」と題されたイスラム教徒女性への
スポーツウェアを発表しました。
フランス国内やアメリカ、世界各国ではより自由が制限されているイスラム教。
対してファッション界では、イスラム教の女性がより自由に生きられるような
ファッションが提案しはじめられています。
中国に続いてのファション市場との狙いがあるのでしょうが、
世の中の動きとファッション界の動きが違う方向に行っているので興味深い次第です。
(エルメス店内で見かけるベールの女性の
ちらっと見えるバックや装飾品はとても目を見張るものばかりです)
家の近所のイスラム教のおばちゃんがやっているパン屋は美味しい。
また明日!
À demain
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