2016年12月21日水曜日

ベルリンのテロを受けてパリでは。

今日のパリ12月21日

パリではほとんど目にすることのない自動販売機。
メトロの駅構内には置いてあります。
以前は硬貨のみの支払いでしたが、ここ数年でカード支払いが出来るようになりました。
が、スキミングが怖くてカードでなんて支払えません。
さらに昭和の自動販売機のように物が出てこなくて
ガシガシ叩いている人を今だ見かけます。

こちらはOpera駅の自動販売機
季節柄か、ティッシュと手の消毒ジェルが売っているのを初めて見ました!

ジェルが2.5€でティッシュ1個が1ユーロって。。。ちょっと高いです。

パリでは風邪が流行っております。
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夜Twitterを見ていたら衝撃的な内容が流れてきて、、、
そこからしばらくドイツ・ベルリンでのテロの状況を追っていました。


トラックの持ち主であるポーランドの会社側は
親戚である運転手と連絡が取れないということでしたが、
ポーランド人の運転するトラックを
難民として入国したパキスタン人が乗っ取り

ポーランド人運転手は銃で殺害され

パキスタン人が乗っ取ったトラックで突撃

独警察が逮捕したパキスタン人は誤認逮捕

真犯人は逃走中で新たなテロの脅威 

ISISは犯行声明を発表

と、誤認逮捕により事件の詳細はまた振り出しに戻ったようです。

フランスのオーランド大統領は
ドイツに連帯の意を示すとともに、
フランスでもテロの脅威が否めない、警戒態勢を強化すると宣言。

こちらパリの街の様子です。
警察はいますが、これまでもテロの警戒が続いていたので、
特に今に始まったことではありません。


クリスマス帰省でパリから田舎にすでに出発した人も多く、
パリ人口はやや減っていますが、
シャンゼリゼクリスマスマーケットは相変わらず賑わっていました。


↓可愛い子供が座っているコンクリートブロック


実はこれ、2トンもの重さなんです。
シャンゼリゼクリスマスマーケットでは60個ほど設置されていて、
トラックテロのような不測の事態を避ける目的で設置されました。
今現在子供の椅子と化しています。
正規の役目でなく、これからも椅子としての役目であってほしいです。

こちらデパート界隈。夕方には身動きできない程の人出となりました。


帰宅ラッシュの時間には相変わらずのクラクション鳴らしまくりですが、
それがパリのいつもの光景。

コンコルド広場の遠くに見えるエッフェル塔もいつも通り。


パリはいつも通りの生活が流れております。

どの国でも、いつも通りの穏やかな生活時間が流れるようであってほしいです。

それでは、また明日!
À Demain

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追記;在仏日本大使館からの注意喚起メールには
「現在フランス国内でも各地でクリスマスマーケットを開催しておりますが、
たくさんの人が集まる場所に行く際には、
長い時間留まることなく、可能な限り速やかにその場を離れるなど、
不測の事態に巻き込まれることのないよう十分ご注意願います。」

人が集まるところに行ったら、長居せずささっと帰れ!とのことです!
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2016年12月20日火曜日

【PARIS-ZIN Interview Episode2】アクセサリーブランドQuatre et Dix



パリで活躍する人“PARIS-ZINパリ人”に29PARIS.conが直撃インタビュー
第2回はアクセサリーブランドQuatre et Dixデザイナーさんへインタビュー
どうぞご覧ください。
【PARIS-ZIN Interview】 Episode2 アクセサリーブランドQuatre et Dix  ~

Quatre et Dix

ーフランス語
ー意味 4 ,10

いったい何の数字だろうか、と想像してしまうちょっとミステリアスなブランド名
2011年設立のアクセサリーブランドです。
PARIS-ZIN Interview 第2回はQuatre et Dix のデザイナーさんへインタビュー。


東京。
彼女は服飾の学校に通っていました。
学んだ様々なテクニックの中で、一番興味を持ったのはによる制作。
いつかは革の本場ヨーロッパで勉強したいと朧気ながら思っていました。
すると、学校の研修旅行で伊、仏、英の3カ国を廻るチャンスが巡ってきたのです。

凱旋門
18日間の3か国研修旅行で一番目に付いたのは、
=大半の人が革靴を履いていること=
石畳が多いにも関わらず、スニーカーではなく、
革靴を履きこなしている姿に感銘を受けました。
パリ 石畳
(今ではスニーカーがモードに昇格して着用率が上がりましたが、
以前はヨーロッパの人は革靴を好んで履いていました。)

日本帰国後は革靴の美しさが頭から離れず、
いつかはヨーロッパで靴制作の勉強がしたいと思い始めるのです。
フランス 革靴
しかし、いきなりゼロからヨーロッパに飛び込むのではなく、
まずは日本で靴の勉強をしようと、「靴の町」浅草にある
靴作りの学校に通い始めることにしました。
この学校では、2年間かけて基礎から靴づくりを勉強。

その後、彼女はスポーツ用品会社に入社します。
ここではシューズの企画デザインに携わったり、
スキーやスノーボートのグラフィックデザインまでも経験。

働き始めて3年が経った頃、ふと目にした雑誌で
repettoのバレエシューズの特集を目にし、、、
レペット パリ
「あぁ、やっぱり革靴っていいなぁ」

この頃デザインと製作が分かれてしまう日本の環境ではなく、
デザインから製作まで一貫してできる環境に身を置きたい
と心に強く思うようになっていました。
そこで頭をよぎったのは、ヨーロッパの研修旅行。
日本のシステムとは違ったところに行きたい!
さらに、海外で働きながら滞在できるワーキングホリデー(以下ワーホリ)の
年齢制限が迫っていたこともあり、
行くなら今!
と彼女が降り立ったのが、ヨーロッパ、フランス・パリ。
2009年の事でした。
渡仏

ワーホリはその名の通り、1年間の限度で働きながらその国に滞在できるビザです。
彼女はレストランで働いたり、
服飾の勉強を生かしてウェディングドレスのアトリエで働き、
自分の作ったウェディングアクセサリーがショーで使われることもありました。
この辺りから彼女は
「私は手先を動かすことが向いている」
と自覚してきたのです。

アトリエでの仕事を続けながら、
マレ地区のアンティークビーズなどの問屋を開拓し、
見様見真似でオリジナルアクセサリーを作り始めす。
Quatre et Dix


仕事をしたり、アクセサリーを作ったり、慌ただしく過ごすパリ生活。
カフェにも、気おくれせず入って行けるようになった頃、
パリ カフェ
カフェで友人とお茶をしていました。
パリの生活について、楽しいこと辛いこと話しは尽きませんが、
友人がヴィンテージショップで働き始めたことを知ります。
そこで自分の作っていたアクセサリーを見せると、
「オーナーに見せて聞いてみるね!」
自分の作品をお店に置いてもらえるかも!
目の前のチャンスは掴まないと!

季節も変わり、海外生活の時が経つのはあっと言う間です。
1年間なんてほんの数ヶ月のよう。
ワーホリの帰国期限が迫り、せっかくのヴィンテージショップオーナーの返事を
待たずして帰国することとなりました。


さあ、またパリに行かないと!

ワーホリ滞在中はフランス語が未熟で
自分の思ったことが何もできないと感じたので、
フランス語を学ぶ学生ビザの書類を揃えて在日フランス大使館へ提出。
数週間後、家のポストに大使館からの封筒が届きました。
パリだ、パリだ!
心躍りながら開けた封筒の手紙に書いてあった文字は、

NO
え?!そんな事ってあるの!!

ビザの申請が通らなかったのです。
大使館「理由は申しあげられません」


。。。。


さて、どうするか、何が悪かったのか、、
彼女は諦めずに再度書類を揃え直してビザの申請を提出しました。

再び手にした大使館からの手紙の答えは、

YES

さあ、再び飛行機に飛び乗ってパリへ。Bien Revenue。
エッフェル塔

約3か月ぶりに降り立ったパリは慣れたもの。
ヴィンテージショップのオーナーには良い返事をもらい、
お店にアクセサリーを置いてもらえることになりました。
Quatre et Dix


さらにオーナーにはアクセサリー制作の勉強になるんじゃない、と
ビジュリスト(彫金師)を紹介してもらいました。
Quatre et Dix


ビジュリストの技術を勉強して、
これまでパーツを組み合わせて作成していた手法から、
シルバーとゴールドを使った制作に変化していきます。
こちらが一番最初の作品。
例えば指輪なら、
指輪のベースを作り、そこに装飾パーツを溶接してデザインを作り上げていきます。
さらに専用の液体につけて溶接部分を綺麗にします。
溶接、液体、溶接を何度も繰り返して、
最後はメッキ仕上げをして完成となります。

素材選びから、デザイン、成型、
すべての工程を一貫して彼女が手作業で行っています。
このスタイルこそまさに彼女が求めていたもの。

【Quatre et Dix】
シンプル
マスキュラン
余計なものをそぎ落としたデザイン
モノトーンのコーディネートに合うデザイン
 
Quatre et Dix

幅広い年齢層のパリジェンヌを中心に、
ヨーロッパ、アメリカ、アジア諸国からのお客様が購入していくそうです。

パリ市内では
CHEZEL VINTAGE select shop
 59 rue Condorcet 75009

もしくはオンラインサイトからお問合せ可能です。
※日本へも配送可能です。

そして、こちらは彼女の相棒
「博士」1歳2か月
インスタでも人気もの♪

私の周りでも愛用者の多いQuatre et Dix。
美しく凛としたパリの街のように
シンプルだけど、女性らしさが見え隠れし、
「それ、どこのブランドですか?」と思わず聞きたくなるデザインが揃います。
クリスマスのご褒美プレゼントにもおすすめですので
是非サイトをご覧になってみてください♪



また明日!
À demain
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2016年12月19日月曜日

フランスビザ更新の都市伝説。

今日のパリ12月19日
Miss France 2017 / TF1
17日、フランスのモンペリエで開催されたミス・フランスコンテスト
優勝はAlicia Ayliesアリシア・エリエースさんに決定しました。
Miss France facebook

178㎝。18歳。法律を勉強するフランス領ギアナ出身の女子大生です。
マナーや教養、勤勉さ等外見だけの美しさでなくトータルな基準が設けられ、
審査員の他、視聴者からのSNSでの投票も行われました。

Le mode fr
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法律を学ぶAlicia Ayliesアリシア・エリエースさん。
将来は政治家にでもなるんでしょうか。
すでに、フランスにはこんな美しくて若い政治家もいるんです。

RTL

名前が長いですが、
Najat Vallaud-Belkacem 
ナジャット・ヴァロー=ベルカセム
1977年生まれ39歳。
エリート校パリ治学院を卒業し、若干26歳でリヨン市長の官房秘書官に任命され、
現在は女性初の国民教育・高等教育・研究大臣を務めています。
wikipedia

時には“まさに“若き政治家”の顔を見せたり、

時には、日曜日のOLのようなコーディネートをしてみたり
Le monde fr

時には、外資の銀行に勤めるOL風だったりと
elle fr

様々な顔を見せるのでELLEやVOGUEでも取り上げられる存在です。
ショートカットが似合って、力のある女性でいつも注目しています。

さて、フランスの政治といえばアメリカ大統領選に続いて
2017年4月に行われるフランス大統領選。

実はフランス在住滞在許可証(ビザ)要更新メンバーには冷や冷やする懸案事項。
というのも、大統領選前後のビザ更新は上手くいかない可能性が高まる
という都市伝説があるからです。

フランスの場合、
ー担当者が書類をなくした
ーヴァカンスに入った
ー知らない
ー聞いてない
ー私は悪くない

という理由で日常的に滞在許可証(ビザ)更新が滞ることは常ですが、
大統領選前後はお役所の混乱によってさらに滞ったり、
また、大統領の意向により移民への対応が
ガラリと変わるので滞在許可証(ビザ)更新に影響が大きくでるというわけです。

“外国人排斥っ”の方向に進めばもちろん我々日本人もこの範疇に入り、
滞在許可証(ビザ)更新が却下されるケースが増えるということです。

交換留学でフランスの大学の籍も確保し、住居も、滞在費用もあり、
さらに勉強が終わったら日本へ帰国意志もあり
何ひとつ拒否される理由がないのに、
大統領選時期にあたり、
滞在許可証(ビザ)が下りなかったという話しも聞きました。

却下の理由は明確にされるわけではないので
はっきりとはわかりませんが、少なからず滞在許可証(ビザ)には
影響があること間違いなしです。
何を隠そう私もこの時期に滞在許可証(ビザ)更新チームのひとりなので、
今からすでに緊張しています。

余談;10月27日の記事
に登場したエマニュエル・マクロン元経済相も大統領選に立候補していますよ
tsa-algerie.com

いよいよ今週末はクリスマスですね♪
プレゼントの用意が遅々として進んでいませんが、また明日!
À demain
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