2017年2月3日金曜日

【レポート】日本のラドセルがパリを変える

今日のパリ2月3日
パリ ランドセル
2016年4月25日の記事
グランパレに版画の展覧会を見に行った際、
マダムが日本のランドセルを背負っているのを目撃しました。
ちょうど“ランドセルが海外で話題”と騒がれた頃でした。
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時を経て約1年後。
ついにパリに日本のランドセルが訪れます。

先日パリサントノレ通りのアパルトマンで行われた発表会へ行ってきました。
パリ ランドセル

今回初めてパリに降り立つランドセルの名前はRADNSELLIER 
【SELLIER】はフランス語で馬具職人、革専門職人を意味します。

その名の通り、かねてより人口皮革の軽量ランドセルを開発してきたTEIJIN
こちらも同じくファッション性の高いブランドランドセルを発表してきた加藤忠との
ランドセル職人同志のコラボ製品です。

“子供用” RADNSELLIER
パリ ランドセル


【日本のランドセルとパリver.はココが違う!】
①色
カラフルさに全力投球の日本と相反して、
パリver.はシックな街並みに合う落ち着いた色。こちらの5色展開。

ブラック ボルドー ブラウン グレー ネイビー

サイズ
パリvers.は日本サイズに比べてちょっと大きい。
縦;パリvers 39.5cm (日本31cm)
横;パリvers 31.cm  (日本24cm)

というのも、
フランスの子供が一体どんな風に登校しているかというと、
Cartableカータブルというナイロンの横長のリュックに
背骨が曲がるのではないかと心配なほどの大量の荷物を詰め込んで登校しています。
ladepeche.fr
パリ ランドセル
荷物の平均重量はなんと!8.5kg
小学生が毎日持ち歩く荷物の量ではないですね。。。
私は日々郵便局へ荷物を抱えて運んでいますが、短距離でも8kg超えは辛いです。

この大量の荷物と、フランス教材等の大きさの規格に合わせて、
RADNSELLIERは日本ランドセルより少し大き目に仕上げてあるそうです。
しかし大きくなっても人工皮革専門のTEIJINの技術で重量は約1.5kgに軽減。

デザイン
どうですか!こちら!
パリ ランドセル
Christian Louboutianを彷彿とさせる内側の!さらにボタンもリュクスな感じ。
パリ ランドセル
色のコントラストが美しいパリっぽいデザインです。

④入手先と価格
【販売予定店】パリジュンク堂書店 18 Rue des Pyramides, 75001 Paris
電話 01 42 60 89 12
 【販売予定価格】860€~
【販売開始予定時期】2017年6月頃

フランスの小学校は5年間。
ナイロン製のCartarbleで8.5kgの荷物を抱え背中が痛いと言ったり、
何度も買い替えることを考えれば、そう高くはない値段でしょうか。

フランスの新学期9月にはパリでこんな光景が見られるかもしれませんね!
パリの子供達の生活を変えるRADNSELLIERランドセリエに期待。
パリ ランドセル


と、ここで話しが終わらないのがファッションの街パリ。
パリファッション界では去年からバックパックが大ブームです。
シャネル バックパック



 


RADNSELLIERはここに乗り込むか!
なんと子供用だけでなく、大人用も展開があるんです。
パリ ランドセル
[左;大人用 右;子供用]

大人用は子供用より厚みを減らしたすっきりしたデザイン。
ビジネスシーンにも合わせてPCが入る仕様になっています。
パリ ランドセル

カラーはやっぱりシックなカラー展開。
ブラウン ブラック マロン グレー ネイビー
=イメージモデル撮影=
それぞれご自分のお店の前でパチリ♪のこちらの方々。
イケメン過ぎるパティシエの
Sebatien Gaudardセバスチャンゴダール氏

ファッションデザイナーの
Stephanic Coudertステファニ―ク・クデールさん

Maison vertumne オーナー・フローリストの
Ckarisse Beraudクラリス・ベローさん

なんだか皆さん“大人用ランドセル”という新しいカテゴリーのわりには
予想以上に馴染んでいる。。。
なんでも着こなすパリジャンだからでしょうか?!
すでに自分の物にしている感がありますね。

大人用の価格は820€~予定。
これからブランドコラボも企画されているようで、
今人気のバックパックカテゴリーに
日本発のRADNSELLIERがどう食い込んでくるのか楽しみですね!


日本発の新しいランドセル同様、今日は新しい季節への分かれ目「節分」。
みなさんよい一日を!また明日。
À demain
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